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サンマルクカフェのドリンクに大量のプラスチック片が混入!被害者に取材

サンマルクカフェのドリンクにプラスチック片が大量に混入していたという情報が出回り、騒然となった。暴露した人物は、ニコニコ生放送やYouTube等で動画配信を行っている男性だ。2019年6月10日、男性が被害の実態をTwitterで暴露したことが発端となって、各所へ情報が広まった。


(1)問題の経緯

このたび、当サイトでは被害に遭った男性に取材を申し込んだ。問題が発生したのは6月10日の13時過ぎで、場所は神奈川県川崎市内の店舗だ。「いちごバナナスムージー」を飲んだ瞬間、口の中に違和感を覚えて吐き出した。すると、大量のプラスチック片がスムージーに混入していて、驚いたという。

 

 

 

さらに、同行した友人が注文したスムージーにもプラスチック片が混入していた。男性が異物混入を店に伝えると、「すぐに作り直しますのでお待ちください」と言われた。店員が来るのを待っている間、唇の内側に痛みを感じて確認すると、出血していた。やがて代わりの商品を席に持ってきた店長から軽い謝罪の言葉があり、混入のあった商品は回収された。

 

 

プラスチック片で口を切ってしまったと告げると、「見た限り出血等していないですし、大丈夫かと」などと店長は述べたそうだ。「もし心配ならば病院へ行って、何かあったらこちらに伝えてください」とだけ言い残し、店長はカウンター内へ戻ってしまった。一連の対応に、男性とその友人たちは唖然とすると共に、疑問を感じたという。


(2)病院での検査

男性は代わりの品には手をつけずに、店を出た。その後も喉に違和感が残り、唾を吐くとプラスチック片が一緒に出てくるという状況が続いた。男性は心配になり、近くの個人病院へ行った。医師に経緯を話すと、詳細な検査が必要とのことで、総合病院へ行くように指示された。総合病院では耳鼻咽喉科と外科を受診し、内視鏡検査等が行われた。

 

 

喉の痛みについては、「破片が当たったのだろう」と医師は説明した。内視鏡検査ではプラスチック片らしきものが見つかり、それを採取した。検査の結果は約1週間後に出る見込みだ。特定の症状があったわけではないので、検査は保険の適用対象にはならず、自費で4万円ほどの負担となった。


(3)関係各所の対応

男性は、サンマルクカフェの本社に連絡した。すると、事実確認をするので待ってほしいと言われて、回答待ちの状態だ。また、消費者センターに相談した結果、治療費等が発生していることを企業側に伝えると約束してくれたという。地元の保健所にも報告したところ、当該の店舗を管轄する川崎市の保健所に調査を要請すると担当者は述べたそうだ。

当サイトでは、今回の問題が発生したとされる店に話を聞いた。店長曰く、本件が発生したのは同店に間違いないという。だが、自身は詳細について説明できる立場にはなく、本社に問い合わせてほしいという。そこで、サンマルクカフェの本社に連絡を取った。同社では専門の部署が本件に対応中であり、現時点での回答は控えたいとのことだった。


(4)まとめ

被害に遭った男性によると、異物混入のあった商品はその場で店に回収されてしまったが、口から吐き出したプラスチック片の一部は証拠として手元に保存してあるという。とはいえ、プラスチック片の混入が確認された商品が既に廃棄されていた場合には、混入の経緯や原因の特定は容易ではないかもしれない。

当サイトが以前に扱った事例では、異物混入のあった商品が即座に廃棄されたため、その後の調査が不可能になった。さらには、そのことを企業側も黙秘していた。こうした事態に至らないためにも、異物混入の被害に遭った際には、ただちに証拠の品を確保すると共に、保健所に通報して調査を依頼するというのが適切なのかもしれない。

 

※モザイク加工は当サイトによるもの

 

高橋 

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