神奈川県内の私立高校に通う生徒が、教諭による罰を非難して、証拠画像をTwitterに公開していたことが発覚した。宿題をノートではなくルーズリーフに書いて提出した級友が、ひどい仕打ちを受けたという。
このツイートには、2点の画像があった。一つは、折り曲げられてごみ箱に捨てられたノートを撮影した画像である。もう一つは、机と椅子を撤去された級友が、床に座らされている様子を撮影した画像だ。その3日前のツイートによると、言うことを聞かない生徒に対して、教諭が「退学」という言葉で脅すこともあるという。
やがて、この高校は携帯端末の持ち込みが禁止ではないかと、暴露した生徒に尋ねる人物が現れた。「学校にそのツイートバレたらスマホを持ってきたことを注意されるだけで終わる可能性もありますよ」。本件を県に報告した方がよいと助言されると、生徒はそれを検討すると応じた。その後、生徒のアカウントは非公開になった。
プロフィール欄や過去のツイートには、高校名やクラス名、漢字表記の氏名があり、素性が判明した。11月25日、当サイトでは当該の高校に連絡を取った。応対した事務職員によると、同校では本件を把握していなかったそうだ。
だが、生徒指導を担当の教諭は授業中であり、取り次ぐことができないという。授業が終われば話を聞けるかと問うと、午後から出張のため無理であると、職員は答えた。それでは校長もしくは教頭と話したいと依頼したが、取り次ぐことはできないと職員は述べて、情報提供も頑なに拒んだ。
続いて、県内の私立高校を管轄する、県の私学振興課に尋ねた。その時点までに、本件に関する情報は入ってきていなかったそうだ。そこで、経緯を説明し、関連情報を提供した。情報提供の連絡に対して高校が教諭への取り次ぎを拒むというのは、あり得ない対応だという。高校に事情を尋ね、詳細を調査するとのことだ。
※モザイク加工は当サイトによるもの
高橋