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中国崩壊のカウントダウンが始まった

世界を駆け回り、独自の情報網を持つ評論家の宮崎正弘氏が1月20日に講演した。
中国の権力闘争について宮崎氏は
「金と女をめぐる争いだ。習近平がこの三年でやったのは、他の派閥の利権を全部召し上げる闘いだ。周永康は石油派のボスといわれた。石油利権をみんな漁って、上納システムを作って、本人は1兆4000億円ぐらいはため込んだ。中国は上に献金する。たとえば、副市長が市長になるにはその地位に見合った相場がある。中将が大将になるには相場のお金を支払わなければならない。周永康は江沢民派だが皆失脚した」

「鉄道利権を握っていた劉志軍も粛正された。彼が貯め込んだお金は1兆2000億円。新幹線を一つ創るのに当時6兆かかる。中国の賄賂の相場は20%に決まっている。だから、業者は手抜きをする。鉄工を十本いれるところを一本にするとか。ビルや橋が崩れ落ちるわけだ。橋桁が落ちたことがあったが、鉄骨が入っていると思ったら、生ゴミが入っていた。
次ぎに狙ったのが石炭利権。中国の発電の72%が石炭をくべた火力発電だ。石炭利権を牛耳っていたのが、胡錦濤の秘書役だった令計画」
最後に手を付けたのが通信利権だという。
「牛耳っていたのは江沢民の息子・江綿恒だ。これも失脚した。大物だけで460人、公務員の末端に至ると、13万人が失脚・更迭・左遷された」

最後に宮崎氏は警告した。
「ポストには相場がある。金で買ったポストなのに、この3年間、一銭も入らない。来年10月、党大会がある。あと、1年半でモトをとらないといけないが、反腐敗などといって、綱紀粛正の憂き目に遭っていて、みんな不満たらたら。習近平は完全に権力を掌握したという報道もあるが、まだ危ない橋を渡っている」
中国崩壊の日は近いのか。

 

 

アンリ 

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