情報提供・ご意見ご感想などはこちらまで! 記事のご感想は一通一通ありがたく読ませて頂いております。

【実話】デカ長探偵事件ファイル3~消えた4000万円の行方は!?

(関連記事


A子は窃盗犯として逮捕され、次は共犯者の逮捕・取り調べです。1人はB男、当時25歳で妻子ある自称「何でも屋」。もう1人のC男は当時19歳、B男の部下でした。

事前に口裏を合わせていた2人は、犯行は認めたものの、「A子にそそのかされた。山分けしたお金は怖くなり、林に捨てた、川に捨てた」と曖昧なことばかり。

2人が言う投棄場所をくまなく捜索しても1枚も見つからない、残りの4000万円の行方は?


取調べを行ううちに1人の男(D男)が浮上します。

D男は事件発生当時、I県の安アパートに妻子と居住。事件後はS県I町に転居していました。中古車自動車店に出入りし、販売の紹介料を得て生活する無職者です。

ところが、転居先は借家とはいえ戸建ての新しい大きな家。しかも、高級車を乗りまわし、子どもは有名保育園に通うという、見るからにセレブな暮らしぶりです。


その事実を2人に伝えると事件は急展開、山分けしたお金4000万円をD男に預けたと話しはじめたのです。

D男を盗品等保管の罪で逮捕し、取調べましたが、「預かっていない」の一点張り。D男が保管しているのは間違いないと確信したものの、いかんせん現金が出てきません。

この食い違いに結論を出したのは、検事でした。検事の「D男の言葉を信じる」のひと言で事件捜査は終了。


被害額が多額で被害回復もできなかったことから、A子とB男とC男は懲役刑に。D男は不起訴、事実上の無罪となり、後味の悪い結果となりました。

被害者も詐欺罪で逮捕されたことはいうまでもありません。大金を盗まれた挙句、自身も逮捕され、詐欺被害者への謝罪弁済が残ったのです。

いまだに被害現金の行方は不明で、真実を知るのはB男とC男とD男のみ。ただ、真の被害者はリフォーム詐欺の被害者であることは間違いありません。

 

ガルエージェンシー埼玉川越 代表・村山浩二(0120-488-007
前職は刑事。刑事時代に培った経験や人脈を活かして、尾行・張込みはもちろんのこと、調査終了後にお渡しする調査報告書には絶対的な自信を持ち、深層心理を見抜く能力には定評がある。メンタルケアカウンセラーの資格を有し、各種相談に親身に対応するためご依頼者様からの信頼も厚い。

タイトルとURLをコピーしました