中国が申請した南京大虐殺文書がユネスコ記憶遺産に登録されたことを受け、保守論客が中心となって発足した「『南京大虐殺』の歴史捏造(ねつぞう)を正す国民会議」が11月28日、東京都内で集会を開いた。
渡部昇一氏
同会議議長の渡部昇一上智大学名誉教授は
「私は南京大虐殺は有り得なかったと言い続けてきた。『ない』とはいえないが、『有り得なかった』とはいえる」
「いま、日本が直面している外交上の問題は二つある。一つは従軍慰安婦、もう一つは南京大虐殺。二つとも根拠はない。この二つのインチキの元は朝日新聞だ」
と発言した。
松原仁氏
松原仁・元拉致担当相は
「私はかねてから南京大虐殺はなかったと言い続けてきた。11回、衆院外務委員会で大虐殺は極めて有り得ないと質問してきた」
「しかし、最近、日本人の中にも大虐殺はあったのではないか…という人が出てきている。これは相手の宣伝戦に乗ってしまっている。戦争の中には様々なものがあるけれど、我々は情報戦において勝ち抜いていく為に互いに研究していく。或いは、すぎやまこういち先生が私財をなげうって、アメリカメディアに広告で正義のことを発表されたように、そういうことを多くの人が一つ一つやっていく必要がある。相手が50年かけてなかったことをあったと主張するのであれば、ある一定の期間、徹底して反撃していかなければならない」
と怪気炎を上げた。
長尾たかし氏
自民党の長尾たかし衆院議員は
「中国が領事館を持っていて、日本は持っていないという国は32ヶ国ある。日本の領事館は62、中国はそれより23多い。情報戦に負けているが、その根本部分は、日本の主張が正しいと世論をつくりあげられるような拠点を持っていない(ことだ)」
と発言し、会場を沸かせた。
アンリ