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憲法学者の小林節氏が「中国脅威論」「北朝鮮脅威論」の虚妄を暴く

憲法学者の小林節氏は12月4日、都内で「違憲の戦争法は政権を変えて廃止に!」と題して講演し、戦争法の根拠とされた中国脅威論や北朝鮮脅威論を「非現実的だ」と一蹴した。

小林節氏

小林氏はまず中国について

「尖閣諸島に中国が手を出したらどうするか。出したとしても、日本の自衛隊のレベルは高いから簡単には陥落できない。万が一、自衛隊が負けたら、米国がそこを占領する。尖閣諸島は琉球諸島の角っこにあって、中国が太平洋に出るためにはそこを通るしかない。角っこに中国が基地を持ったら、太平洋を自由に犯せるようになる。太平洋の覇者・アメリカはハワイに司令部を置いている。中国は最近、米国に太平洋の共同管理を持ちかけたが、米国は毅然と断った。尖閣諸島はそれぐらい戦略的に重要な位置だから、自衛隊が尖閣で負けたとしても、米国が自衛隊の頭越しにそこに基地を創ってでも、中国の進出を許さない」

と明言した。

「違憲の戦争法は政権を変えて廃止に!」と題した講演

また、

「北朝鮮の脅威は冗談のレベルだ」

と一笑に付した上で、

「北朝鮮のミサイルは日本の大都市をほぼカバーしている。小型の核爆弾を少なくとも十個は持っているといわれている。だから、北朝鮮が攻めてきたら大変だ、その為には米国と仲良くしなきゃ…という。北朝鮮はキムさんのお一人国家だ。多数の国民がどんなに不幸であっても、決定権はキムさんにしかなくて、あの独裁体制がキムさんたちにとっては最高なわけだ。あの体制を自分が生きている限りは、維持しようと考えている。韓国や日本の領域に一発でもミサイルを落としたら、日韓は個別的自衛権で、米国は集団的自衛権で反撃する。米国のシミュレーションでは、1~2週間で北朝鮮は制圧され、キムさん体制が崩壊する。その決定権はキムさんにしかないのに、そんな馬鹿なことをするはずがない」

と指摘した。

 

アンリ 

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