私は5月末に不慮の事故に遭い、足を3ヶ所へし折った。
その場所は姫路城の石垣だったわけだが、読者の皆さんの間では「石垣はそこらへんの墓石をぶんどって積み上げてるからきっとBOSSはバチが当たった。」との意見でまとまった。
そんな縁起でもない意見でまとまって欲しくない。私は無視を決め込んだが、本当はずーっと気になっていた。
でも、姫路城は遠くて行くにしても一日仕事だし、面倒さにかまけて行かずにいた。
ところが今月、心臓の検査入院(手術を伴う)で退院した帰り道、信号待ちをしていて思いっきりオカマを掘られた。しかもいつも悪口を言っている軽自動車。居眠り運転の若者だった。
歩いて通り過ぎる人からは私のほうが悪い奴にしか見えない。
ちなみに私は麻生の運転で後部座席に乗っていたに過ぎない。
エルグランドはけっこうなことになったが
軽はピンピンしていた。小さなかすり傷がひとつだけだ。
しかも私はムチウチになった。
若者が免停になるかもと思いおまわりさんに病院に行けと言われたが断る。おかげで今でも首のすわりがおかしい。まあいつか治る程度だから心配はない。それよりもこれはマジで姫路城の災いの連鎖(祟りとは言いたくない)を断ち切らねばと思い立った。
重い腰を上げて行ってきた。
現場を見た瞬間、背筋が凍った。
「…こんな場所だったのか…」
墓石が積まれているどころか、墓そのものが立っていた(写真左)。
しかも、石垣の下には井戸のようなものが。「これが本物のお菊さんの墓じゃないのか!?」
と思えるくらい不気味な場所だった。
ー忙しいので後日につづくー
BOZZ(渡邉文男)