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「日本製」マスク、パッケージのシールを剥がしてみたら・・・

通販サイトで購入した「日本製」とされるマスクについて、真相を調べてほしいという依頼が読者から寄せられた。情報提供者が購入したのは、「モースダブルプロテクション」というマスクだ。マスクが品薄状態だった時期に、他の製品より高額だったが、日本製であり性能もよさそうであるという理由で購入した。

 

 

パッケージ裏側の下部に、製造・販売者名が日英両語で書かれているのだが、その部分にシールが貼られていることに情報提供者は気づいた。奇妙に思ってシールを剥がしてみると、シールの下には「MADE IN CHINA」と書かれていた。また、パッケージには「日本製」とは書かれていないことも気になったという。

 

 

 

当サイトでは、製造・販売元に話を聞いた。担当者によると、現在このマスクが日本国内の自社工場で製造されていることは間違いないという。以前は中国で製造していたが、4年ほど前に工場を日本に移した。その際、中国での製造時に使用していたパッケージを持ち帰り、引き続き使ってきたそうだ。また、会社が移転して、所在地の記載を改める必要もあった。これらの理由により、旧所在地が書かれている箇所と「MADE IN CHINA」という表記の上に、新しい所在地を記したシールを貼ったという。その後、所在地の記載も改めた新しいパッケージに変更済みだ。

情報提供者が疑問に思ったもう一つの点は、マスクが高額で売られていたことだ。このマスクは4層構造であり、0.1ミクロンのウイルスを99%以上カットする効果があるという。高性能であり、品薄状態であったとはいえ、1袋5枚入りで1500円以上だったとのこと。この点を製造・販売元に尋ねたところ、定価は755円であり、品薄に便乗して2倍以上の価格で転売する業者が確認されているそうだ。同社ホームページでも、マスクに関する虚偽の情報や高額での転売が横行していることへの注意を呼びかけている。

 

高橋 

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