酒は飲まないが酒買うのは好き。私もその一人かも。以前、探偵ファイルの2年限定企画でバーを経営した時、その美味さを知る。当時は事務所のそばにあるSotheby’sでオークションに参加。今は手軽なヤフオクで手に入れている。
先日、希少な酒が売りに出ていた。
125万円。
50人以上がオークションに参加。あと5分になってから私も参戦した。
1時間粘ったが…。
175万円。
私の設定金額は150万円だったので早々に諦めた。
ボトル一本で175万円。みなさんはこの酒の正体がお分かりだろうか。
2012年に軽井沢蒸溜所は完全に閉鎖。ポットスチルなどの設備は全て取り払われ、貯蔵庫に眠るストックも全て売却された。そのためオフィシャルボトルのリリースは終わり、今はいくつかのボトラーから限定リリースというかたちで流通している。
しかし、その希少性と味わいが再評価されて世界的な人気が高まり、今では入手困難な銘柄のひとつだ。価格面でもコレクターの間で上がると予想されていたため、香港で開かれたオークションで日本のウイスキーとしては競売史上最高額となり日本円で約1436万円で落札された。
そう、酒という名の芸術品なのだ。飲み干すなんてもってのほかなのである。
価値が判っていれば株よりも堅実な投資と言えるかもしれない。
BOZZ