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アパレル販売員のお話【お仕事憂鬱シリーズ】

時代ごとに変化し生まれる様々な職業について、その業界に身を置く者にしか解らない裏話が沢山あります。「本音はどうなの?」とネガティブなお話を中心に聞いてみました。今回は、「アパレル販売員」の憂鬱なお話です。

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〇お仕事内容と、やりがいを感じることはどんな時ですか?
メインとしてはお客様がお求めになっているお洋服に対し、ご準備ご提案をするお仕事です。店内のトルソーや棚のレイアウトもします。商品の畳み方や打ち出す場所によって売り上げが全く変わってきます。
私がコーディネートをしたトルソーの商品と同じものを揃えてご購入して頂けたときは、センスを誉められた気分になります。大変光栄です。

〇どんな人が向いていますか?
明るい雰囲気をキープできて、状況に応じた笑顔が得意な人です。声のトーンもはっきりと聞き取れる高音が好印象を与えます。また流行にもアンテナをはれることや、ある程度のファッションの知識、色使い、レイアウトなども必要ですが、実際に経験していけば自然に身に付きます。

〇苦労したこと、辛かったことはどんな時ですか?
あまり大きいな声では言えませんが(笑)理不尽なクレームに対応しているときです。何度も着ていたり乱暴な扱い方をしている商品かどうかはさすがにわかります。返金したくてあえてお洋服を破ってきたお客様も過去にいらっしゃいました。大声で乱暴な口調のお客様をまずは落ち着かせて、話が出来る状況にもっていくまでが本当に苦労します。なかなか遭遇しないことですが。

〇ここだけのお話をこっそり教えてください!お得な情報はダメです(笑)
悲しい気持ちになってしまいますが【万引き】ですね。ご試着室に勝手に入ってしまわれると、場合によっては疑ってしまいます。また大量の商品を手に持っていらっしゃる方、お荷物が多い方、大人数でのご来店、大きなバックの方など、ありきたりですが注意してご様子を伺うこともあります。万引きをした方が店内を出ても、館から出ない限りは万引きとみなされない決まりがあります(※館の規定に従う感じです)。まずは警備の方に連絡をとり店員1名は必ず同行しなくてはいけないため、スタッフが少ない店舗は泣くことが多いです。

〇万引き被害の責任はどうなるのですか?
スタッフが責任を問われることはありません。館と本社に報告をし、再発防止に努めます。ひどい場合は警察に被害届けを出します(届け出た経験はまだありません)。万引きをする方はほとんど再来店されるので直接ご本人とお話をして出禁にすることが多いです。身の危険を感じることもあるので警備の方にも必ず来て頂きます。

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明るく華やかな雰囲気のあるアパレル販売員の憂鬱なお話でした。どんなお仕事も聞いてみないと本音はわかりません。

アサミ

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