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おおさか維新の会・結党の背景に橋下徹のしたたかなメディア戦術

いやはや、それはまるで山口組・分裂の如き様相を呈している。もちろん、維新の党・分裂騒動のことである。橋下徹・大阪市長らは10月31日、大阪市内で新党「おおさか維新の会」の結党大会を開いた。橋下市長が代表に、松井一郎・大阪府知事が幹事長に就任した。新党には国会議員19人が参加する。

橋下氏はTwitterでかつての同志である維新の党メンバーを「バカ」「へなちょこ」「小ネズミ」「オツム大丈夫か?」「ダメ集団」とこき下ろし続けている。

結党大会に先立ち、10月24日には橋下系の議員らが「維新の党」臨時党大会を強行開催し、新代表を選出し、総務省に同党の「解散届」を提出すると表明した。これに対し、松野頼久・維新の党代表ら執行部は「解散届」が出された場合は刑事告訴も辞さない構えだ。対して橋下氏は10月24日のTwitterで松野代表を有印私文書偽造、同行使罪で告訴すると宣言した。
まさに、泥仕合だが、橋下氏は何故かくも無茶苦茶な攻撃・攻勢に出ているのだろうか。永田町ウォッチャーは語る。
「11月22日投票の大阪府知事選挙・大阪市長選挙のW選のことしか、橋下氏の頭にはないのですよ。敵を作っては、罵倒し、徹底攻撃することで橋下氏は人気を得てきました。今回は維新の党を敵に見立てて、話題作りをして注目を集め、W選を優位に闘おうとしています。現に、維新の党のゴタゴタは関西では連日のように大きく取り上げられ、橋下氏の作戦は功を奏している」

市長選では大阪維新は吉村洋文・前衆院議員を立て、府知事選では現職の松井知事を立てる。対して、反維新派は市長選に柳本顕・前市議を、府知事選には栗原貴子府議を擁立する。
「W選とも、両候補が拮抗しています。情勢は、橋下氏の動向にかかっているといってもいいでしょう」(永田町ウォッチャー)

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