「職業乞食や親に乞食仕事させられてるこの国の子供たちを見て色々思う所があった。何とかできないものかと思った。タイ国への恩返しと子供たちの笑顔のためにやっている」と
ヒーローに扮してスラムやストリートチルドレンにお菓子を配り回る男。
ご存知、バンコク仮面ライダー氏である。
ライダー氏本人も大阪のスラムに生まれ育ち極貧生活の苦渋を存分に味わってきた身で
そんな辛い幼少期の希望がＴＶで見た仮面ライダーだったので今こんな事をしているらしい。
その後、彼は認められ、全国紙やメディアに取り上げられ有名となり
今やタイ国内でライダー奉仕活動は社会現象と化している。
あれ？
顔がタイ人？
実は、ライダー氏がメディアに露出した直後、真似をするタイ人が続出。
仮面ライダーという特性上、仮面を被っているので誰が誰だか分からず
そこを逆手に取られ、ちゃっかりタイ人に取って代わられていた。
陰に徹して素顔は出さないというポリシーも仇となったようだ。
日本人より同じタイ人相手のほうがＴＶも取材が楽で好都合なようで
今や謎のバンコク仮面ライダー＝タイ人のこの人！
・・・という事になっているようだ。ＰＲ合戦に勝利したらしい。
日本人の存在はもはやメディアからも無かった事にされつつある。
現地タイ人から後続が出て自分はフェードアウトしバトンタッチできれば、と
当初ライダー氏は期待していたが
タイ人の彼らはどうやら自己の富と名声のための踏み台として
パフォーマンス的に利用しているニュアンスが強いようで
これを利用して勝手に商売にする者まで続出しているという。
どうやら最悪の形でのフェードアウトとバトンタッチという結末となってしまったようだ。非常に残念。
タイ人にはこういう活動はまだ百年は早かったか。
もはや新興宗教のような訳の分からない事になっていた。
これがタイ王国である。
さすが海賊版天国。
これ どう思います？
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