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【元読者モデル】まりだぬき『念願かなった逮捕』覚せい剤に振り込み詐欺

東京地裁で10日、詐欺ほう助、覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕された中村麻里奈(27)被告の第一回公判が開かれた。
黒いスーツを来た謎の若い男たちが多く、傍聴席は満席。被告の母親も証人として出廷していた。
被告は細身の身体に黒のパンツスーツの上下、肩まである金髪は根元が黒く髪を後ろで一つに縛っていた。
すっぴんだからか?顔は赤らんでいて、かつてのカリスマ読者モデルの華やかさは全くなかった。傍聴席からは、「誰だか分からない。鼻低かったけど整形だったの?やつれた。」という声が…


彼女は20歳頃から7年間、覚せい剤やMDMAを使用していた。
中村麻里奈
アメブロより

はじめは眠いから覚せい剤を使っていた。やめようと思っていたが、集中力が上がることもあり薬をやりながら、パソコンの資格を取得。しかし次第に量が増え、1週間に3~4回使うようになっていった。キャバクラに勤めてからは、覚せい剤を使わないと眠くて仕事が出来ない状態になっていたという。彼女はそんななか、客の2人を「出し子」(振り込み詐欺で被害者の口座から現金を引き出す)の仕事があると、詐欺グループのリーダー格である山口組系元組員の大川晃司容疑者に紹介した。
それらが関わったグループは今年1月、震災復興支援を装いさいたま市に住む女性(60)から670万円を詐取した。出し子の紹介をしたことに対し彼女は、客の2人に貸しを作っておけば、キャバクラに来てもらえると思ったからだと言う。

それにしても何故、彼女は寝ずに働かなければならなかったのか。その一つは収入の殆どを覚せい剤につぎ込んだ、負のスパイラルのような生活が考えられる。やめられなくなった覚せい剤に使った金額は一ヶ月、なんと16万円。彼女曰く、
「警察に捕まらないと、覚せい剤をやめられないと思っていた。念願かなった。逮捕後の10日間を寝続けたらスッキリしました。」
とホッとした様子。また、18歳から家を出ていたが両親の再婚後は自分の部屋もなく帰る場所も無かった。彼女の母親は、保育士として働きながら脳性まひの長女の世話に追われ、彼女がいつも心が満たされていなかったのではないかと反省を述べた。被告の質疑応答には傍聴席を沸かせるこんな場面もあった。

何故、覚せい剤をやめないといけないと思いますか。という質問に対して
――気づくと生活の中心が覚せい剤となっていき、社会や世界が破滅します。そしてそれが
ヤクザの資金源になります。(声を張って)

テレビでもオレオレ詐欺などは報道してるが、知らなかったのか。というような質問に対して
――日本のメディアに洗脳されたくないので!
10年以上テレビは見ていません。

また夜にクラブなどに行くのかというのに対しては
――のりピーや押尾学の(薬物)事件から、クラブで覚せい剤などの薬が出回ることは最近ないので、
行きたくなったら行きます。

幸運なことに?彼女の周りには覚せい剤をやめた仲間が多く、逮捕後も励ましてくれたそうだ。今後はキャバクラのような夜の仕事は辞め、給料が安くても日中働き、母親と一緒に住み、被害者への賠償金の支払い意思を示した。
検察は被告は反省しているものの常習性があり、再犯の可能性が非常に高いとし懲役3年を求刑した。
犯した罪を償い、再犯の無いことを祈る!

土岐 土岐 判決は18日

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