多摩川の河川敷で全裸の刺殺体が発見された事件は27日、主犯格の少年3人が逮捕された。亡くなった上村遼太さん(13)が通っていた川崎市立大師中学校の校長が取材に応じた。
「容疑者が逮捕と耳にいたしました。ご家族の方にお悔やみを申し上げると共に、上村さんのご冥福を心よりお祈りします。
ただ容疑者が未成年ということで教育者といたしまして、残念に感じています。今後は今までの事を十分に振り返り、教育委員会と連携を深めて今後の教育活動に誠心誠意、邁進したいと思います。」
まるで定型文
上村君にどんな言葉をかけてあげたいですか?
――ご冥福をおいのりするしかないと思います。
残酷な事件になりましたが、何か思い当たるふしなどありましたか?
――全くございません。
顔にあざがあったり、腫れていた状況は学校は把握していたのですか?
――把握しておりません。
この1週間、上村君のご遺族と連絡とったりしたんですか?
――ご遺体が戻られて、一昨日お会いしてお焼香しました。
上村君の担任の様子は?
――大変なショックを受けております。それ以上は申しあげれません。
花束も増え大勢の方が事件現場に足を運んでいますが、行かれましたか?
――あえて私は行っておりません。あまりにもむごい場所ですので。電車で通勤するときは通る道なんですけど、近づけなかったです。
(27日撮影)
不良仲間が在籍している高校など学校同士で先生方とお話される事はあったのでしょうか。
――不良という言葉は私は好きではないですが、そういったところを調べて連絡とった事はございます。12月末。
会見は最後、地域住民の気持ちを害するような良識の限度を超えた報道や声掛が困ると報道陣をディスって終了した。
確かに事件が関係するエリアは報道陣だらけ。また、泣いているのに下から覗くアングルで写真を撮られ不満を口にする人もいた。
学校側は今後もスクールカウンセラーによる心のケアを続けていく方針だ。不登校時、学校から見える距離に住む上村君を訪問しても会うことができなかった学校。相談しても対処が疑問の臨港警察署。親だけで子供を守る事なんてできるのだろうか。
土岐