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事故物件の見破り方を「大島てる」に聞いてみた

春は引っ越しの季節。街の至る所に引っ越し業者のトラックを見かけますよね。
去年、アパマンショップが「自殺物件を説明せずに入居させた」ことで、朝日新聞にスクープされていましたが、身を守るには自分しかない!ということで、事故物件公示サイトの第一人者、「大島てる」の会長、大島学さんに事故物件の見破り方を聞いてきました。

Q 事故物件の見破り方はありますか?
「一部だけ妙にリフォームされている。例えばバスルームだけ、和室だけ、ベランダだけリフォームされていることが多いです。部屋ごとリフォームして、むしろグレードが上がっているところもあります。マンションの名前を変えたり、色を塗り替えたりして、形を変えるのは無理なので、手っ取り早く印象を変えています。近所の人にはもちろん、報道で有名になっていますからね。あと『定期借家契約』の物件です。」

――海外赴任の間に部屋を貸すとき、よく使う契約ですよね。確か更新が出来ない契約かと…。
「制度を悪用して事故物件に使うことがあるのです。事故物件って1人目には言うのが業界のスタンダートですが、普通は『じゃあ安くして』ってことで、入居者が決まるじゃないですか。安い家賃で永久に住まわれても困るんですよ。」

――定期借家なら確かに期間限定ですものね。
「家賃が異様に安い所も、もちろん気をつけないといけませんよ。」


Q アパマンショップのように事故物件を隠す業者は多いのでしょうか?
「事件や事故の後に入居する1人目には言う、2人目には言わないのが、今の業界のスタンダートです。いままで隠していた業者も、顧問弁護士に言われたり、業界の講習会で言われたりして、1人目には言うのが多くなっていますが、言わない業者も存在するのが実態です。」


次回も事故物件話、つづきます。

角川慶子

角川慶子

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