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沖縄NPO法人代表刺殺事件で18歳少年が殺人罪で逮捕

9日午後0時半ごろ、沖縄市高原のNPO法人「サポートセンターゆめさきの事務所兼住宅で、代表の上江田(うえだ)静江さん(63)が腰のあたりを刃物で刺されて死亡した。

事件現場にはたくさんの献花が添えられている。

沖縄県警沖縄署は殺人事件として捜査本部を設置した。
その後、現場に残された指紋などから別の窃盗容疑で逮捕状がでていた19歳の少年を窃盗の容疑で逮捕した。


(少年が留置されている沖縄警察署)

県警は、殺人事件の経緯についても事情を知っているとみており、この少年を重要参考人に位置づけたがとうとう、殺人での逮捕状がでた。


(窃盗で送検された際につかわれた車両)

少年が通っていた中学に取材をしたが、箝口令がしかれているのか、みな一様にだんまりを決め込んでいた。しかし彼の元同級生たちは饒舌であった。

A君「あいつは、もともと手癖が悪かったですよ。けど、人なんて殺せないですよ。」
私「そうなんだ。不良してたんだ。」

A君「確かに、逮捕歴は何度かあるはずだけど、泥棒していただけですから。」
私「世間では、それを不良というんじゃないかな」

A君「彼は、いじめが原因で登校拒否になったんですよ。それで、上江田さんが運営するゆめさき学園に行くようになったんですよ。」

私「最近は、会ったことある?」
A君「ありますよ。昔みたいにおどおどしていたし、相変わらずでしたよ。喧嘩もしたことないと思いますよ。」

重要参考人であった少年はついに殺人の容疑で逮捕されるであろう。
報道では勝手知ったる上江田さん宅に窃盗目的で侵入し、勢いあまり殺害したとのことだが、何度も窃盗を繰り返し留置場まで経験しているこの少年が相手を傷つけ、物をうばったら「強盗罪」になり、その罪はしゃれにならないことを知っているはずである。
それにも関わらず、人を殺めるという一線を越えたということは、ただならぬ事情が他にあったのではないであろうか。

 

神里純平

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