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【泰尚】バイトが蕎麦屋の食洗機に入り炎上!店が閉店した裁判の結果が酷い

2013年の流行語大賞にバカッターとともにノミネートされた「バイトテロ」とは、アルバイト店員が商品や食品などを使用して悪ふざけした様子をSNSで晒すことを指す言葉だが、その後彼らは店側からどのような処罰を受けたのかはあまり知られていない。中でもこちらは予想の斜め上を行く行為と裁判になった事から特に印象的であった。

●蕎麦屋「泰尚」永山店

個人経営の蕎麦屋で従業員が食器洗浄機に入っている画像をインターネット上で公開。店は閉店。

※ニュースウォッチより転載

店主を含む原告側はアルバイト4人に対し昨年1月、1385万円の損害賠償請求をした。
そこから1年以上経ったが、その後どうなったかご存じだろうか?

結果から言うと、2015年3月25日、和解が成立した。
元従業員(19~20歳)である被告ら4人はそれぞれ和解金を支払うことに決まったのだ。

A:129万円:食洗機に入ったり(写真人物)、店舗の皿で乳首を覆った写真をネットに掲載
B:30万円:流し台に足を掛けたAを撮影しツイッターに掲載した等
C:21万円:Aが店舗控室で皿で乳房を覆った写真をツイッターに掲載した等
D:20万円:食洗機に入っているAと一緒になって楽しんでいた等

和解が成立すれば、内容や経緯を第三者に口外しないことや報道機関の取材にも協力しないように誓約させられる。しかし、これでは炎上して騒いだだけで何の解決にもならないと思いません?
バイトテロに対する判例もなく、そのような社会的現象が生じた中でも、店が閉店から破産に至った事例は「泰尚」だけであった。ケンタッキーやブロンコビリーなど大きなチェーン店なら店を守ることは可能だが個人商店はどうなるのか?
注目された事案だけにその後の行方は誰もが知りたいはず。

焦点は閉店とネット炎上などの因果関係であったが、最終的に解決金を幾らにするかという点で折り合いがつかず提訴に至ったようだ。

 

土岐

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