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民主党運動員の暴力的選挙活動

東京22区狛江駅前。
衆院選投票日前日の10日、午後5時半過ぎ――、

(以下、撮影者A)

駅北側広場で民主党候補が立ったまま固まっている。
駅南側の共産党のスピーカー音が大きく、なかなか街頭演説を始められないのだ。

Aが駅南側へ向かうと、共産党候補が通行人と握手。
この時、写真の左側では騒ぎが起こっていた。

赤いポロシャツの民主党陣営と私服の共産党陣営が総勢10名ほどで争っている。
スピーカーの音量についてモメているようだ。

この様子を撮影していたAは突然前方から、

ダンボール製のプラカードで押さえつけられた。

Aがこれを持つ女を撮ろうとすると、

女は顔を隠した。
候補の顔が写らないようプラカードは裏返した。

Aはあくまで民主党と共産党の小競り合いを撮影していただけだが、周囲から「選挙妨害!」と罵声を浴びせられる。

すると赤いポロシャツの中年男が両手でAを突き飛ばした。
Aのカメラと携帯電話が地面に叩きつけられ一部破損した。

Aが抗議すると、突き飛ばした男は「やってない」と反論。
周りの赤いポロシャツの運動員らが「そんなことなかったよな」と笑い合う。

すると先ほどのプラカード女は突然、

「あなた、器物破損です!」

と叫び始めた。
女がAに押し付けて壊したプラカードをAのせいにしようとしているのだ。

逆にAは暴行と器物破損で携帯から110番通報。

民主党運動員らがAを囲むが、突き飛ばした男とプラカード女が現場を去ろうとしたのでAは後を追う。
すると大きな叫び声と共に、Aの前に新たな男が立ちはだかった。

↑この男

「おらあっ! やるんだったらやってやるぞ!」


男は周りの運動員に止められた。

Aは2人を追って駅北側に戻る。
民主党候補者は騒ぎを知らないまま演説をしている。

2人は互いに離れたところで演説を見守っている。
Aは携帯で警察へ説明をする。
しかし紛失したカメラのレンズを探しにAが南側の現場に一旦戻った隙に、突き飛ばし男とプラカード女の2人は逃がされていた。

やがてパトカーが到着し、派出所へ。
民主党運動員が3人、うち1人は現場を見ていないにもかかわらずAを一方的に非難していたという。
このあと事件を目撃していた共産党員も含め、事情聴取が行われた。
警察は捜査を進める方針だ。



こうした運動員は民主党のなかでも一部かもしれない。
しかし堂々と党の旗を掲げて活動している以上、それは党の姿だ。
民主党大敗の要因も、この小さな事件から垣間見えてくる。

 

カグウェル

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