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“米牛肉狂騒曲”が奏でる波紋

BSE感染牛発見後、輸入停止になっていた米国産牛肉の輸入が再開される見込みとなった。

しかし、日本のような全頭検査が行なわれないということで不安に感じている人もいる。
牛肉は食べたいが米国産は食べたくないという人は多い。


輸入再開後、スーパー等では牛肉を産地で選んで買うことができる。

しかし外食する際、全ての店で使用牛肉の産地を明記しているわけではない。


(社)日本フードサービス協会に聞いてみた。

まず米牛肉については

「全ての牛肉は脳や脊髄の危険部位を除去すれば安全。極端な話、危険部位を除去したものであればBSE感染牛の肉を食べても安全」

ちなみに挽肉も、危険部位を除去した肉から作るので安全とのこと。
しかし、病気の牛の肉を食べるのはどうも気が進まないが。


輸入再開後の外食産業は

「輸入されるのはそれまで輸入していた量の2割程。米牛肉を使用したい飲食店は多いが、使用できる店は限られてくる」

と一気に米牛肉が街に溢れることはなさそうだ。

しかし米牛肉を使用する飲食店が出てくるのも事実。
米牛肉を食べたくない人は

まずお店に聞いて、それから食べる食べないの選択をする


食品安全委員会も様々な角度から国産牛と米国産牛を比較し、

米国が日本への輸出用に行う特別管理措置(月齢20ヶ月以下、危険部位の除去)を遵守したと仮定した場合

「リスクの差は非常に小さい」

としている。


だが、米牛肉輸入再開に反対している民主党は、

・BSE発生の原因となった飼料は日本ではすでに製造、輸入が禁止されているが、米国では一部使われている
・BSEのチェックに大切な牛の年齢、検査・流通の過程がはっきりと分からない

と主張。
異常プリオンの人体での潜伏期間は長いと言われる。
要は、その影響がすぐにはわからないということ。


狂騒曲は鳴り出したばかり。
誰がそれを止めることができるのだろうか?


後悔先に立たず。
騒ぎ出すなら今しかないのかもしれない。

 

li.kouji

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