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人の死と向かい合った2人

人は死んだらどうなるのか?

 

※この先は、グロテスクな画像や表現、描写があります。
心臓の弱い方。こういったものがまるでダメという方。
身体及び精神的に影響を与える恐れがあります。

見る際は自己責任ということで。

 

 

 

 

 

 

 

死体になる


それだけ。

しかし、世間では死体について暗黙にタブーとして避けている。

葬式では生前の綺麗な写真が飾られ、そのドラマチックな人生として弔うのだ。
もう死体に目を向ける者はいない。


一方で死体を見つめ続けた人がいる。

死体写真家・釣崎清隆氏。
これまでに、1000体以上の死体を撮影し続け、世間がタブー視してきた現実を見せつけてきた。


映画『死化粧師オロスコ』も彼が映した現実のひとつ。
死体の防腐・防疫・修復・化粧などをほどこす職人(エンバーマー)を追いかけたドキュメンタリーである。

この映画、日頃「死体」を慣らされていない日本人には、かなりショッキングな内容だ。



はらわたを切り裂き、血や内臓を出す。


臓器を切り離す

ホルマリンを内臓にまぶして、縫合。


鼻に綿を詰める。
葬式用の服を着せる。
顔に化粧をほどこす。

 

主人公オロスコはこの荒作業を1日に5~10体繰り返す。

強者だ。

当然、監督の釣崎氏もオロスコに魅せられた1人。
「よく実話雑誌とかにやくざの写真とか載ってるじゃない。オロスコの面構えはそういうのとは比べるべくもない。人間の厚みってもんが違う」


普通私たちが、こういう映像や写真を見ると、非日常的な残酷さばかりに目を奪われる。
しかし、人は死ぬし、死体を処理する人も実在し、オロスコはコロンビアに生きていた。


それが現実だ。
わざわざ自殺する必要なんかない。

 

特捜班

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