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日航機事故被害者枠採用CAの実態とは!?

「差別というか逆差別ですよね。20年経った今でも会社にとって日航機事故は忘れることができない重大な事故 ですが、それを悪用し入社してくる偽・日航遺児キャビンアテンダント(CA)の存在は許せません」
憤り気味に話すのは現役のJAL・CA。花形職種であるCA採用に“日航機事故被害者採用枠”があり、それを悪用して入社してくる人物がいまだ後を絶たないという。


フジTVの番組より

「CAの研修は1クラス30名程度で、その中に最低1名くらいは日航機事故の関係者がいます。縁故入社とか色々あると思いますが、日航機事故被害者の場合、特例過ぎるんです。JALにCAとして入社すると最低3年間は契約社員として安月給で働かされ、その後、入社試験を受けて晴れて正社員になれるんですが、日航機事故の被害者の場合、最初から正社員として入社できるんです。正社員と契約社員の扱いは天と地ほどの差がありますから」

JALの募集要項では、契約社員制度は全CAに適応されている。だがあの悲惨な日航機事故の被害者であれば、契約社員として安月給でコキ使えないということか。


元JALのキャビンアテンダント・Aさん

「私、一度、本人に直接聞いたことがあるんです。そうしたら『自分の母親の兄弟の親戚の姉が事故の被害者』と言っていました。顔も見たこともないような親戚なんじゃないですか? 実の両親や従姉妹くらいでしたらわかりますけど……。それでも特別枠で採用されてしまうんですから不公平です。本人も『正社員として入社できてラッキー』と言っていました」

正社員と契約社員の大きな違いは、まず給与額。ボーナスも含めると年間で倍以上異なる。退職金適用期間も正社員として入社した期間のため、契約社員として働いた3年間は適応外。またフライト先でのミールと呼ばれる食事代も契約社員の場合は1日500円程度で、正社員の1日2000円とは大きく異なる。正規ルートで入社したCAが、遺児関係者として“特例”扱いで入社してきた人たちに不公平感を感じるのも当然だろう。


今回見せてくれた資料の一部 特例扱いの社員は明らかに支給額が多い

「毎年JALの組合の中から、この問題について会社に是正を求める声が挙がりますが、最終的にはウヤムヤになってしまいます。中には本当に被害者遺児の方もいらっしゃいますし、そういった方々は社内でも大きな発言権を持っていますから……」


日航機事故は、未だにJALに暗い影を落としているようである。

 

探偵・マウス

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