近年、日本では年間3万人を超える人々が、自殺という形で生命を絶ってしまっている。
世界的に見ても、日本は先進国の中でトップの自殺率。（特に若者の自殺が増えている）
自殺サイトで知り合った自殺志願者が集団自殺（ネット心中）し、社会問題になった事も記憶に新しい。
交通事故で亡くなる人よりも、自らの意思で亡くなる人の方が遥かに多いというのが現状だ。
そんな、若者の自殺が嘆かれている中、またもや事件が起きてしまった・・・。
今月6日の午前11時頃、東京都練馬区のある建物から一人の若者が飛び降りた。
鳴り響くサイレンの音に、偶然近くを通っていた取材班が駆けつけると、
飛び降り自殺をした若者を救出するレスキュー隊
一見なんてことのない普通の高層マンションの一角が、壮絶な景色に変わっていた。
運ばれる若者
辺りに緊張感が走る。
この若者に何があったのだろうか。命は無事なのだろうか・・・。
首の骨が折れているのだろうか…何かで固定されている
レスキュー隊が現れてから、約1時間後には、警察官を2人残して、現場には誰もいなくなってしまった。
警察官に事件の事を聞くと、
「現時点では、まだ何も解らないし、何も言えない」
との答え。
近所に住む主婦に話を聞くと、
「パトカーのサイレンが聞こえてくるまで、全く気がつかなかった。つい最近もこの近くで、自殺があったばかりなのに…」
「練馬は静かだし、高層団地とかもあるから飛び降りる人多いのよね～」
突然の出来事に動揺しながらも、答えてくれた。
今の所、この若者について、はっきりしたことは何一つ解っていない。
しかし、上の写真を見れば、自殺現場の壮絶さは伝わると思う。
自殺は、自分の意思かもしれませんが、たくさんの人を巻き込み、たくさんの人を悲しませるのです。
島 雷鹿＆チープ彦坂（撮影）