12月23日は日本人なら誰でも知っている「天皇誕生日」。
この日は陛下の誕生日を祝う一般参賀が皇居で行われ、普段一般人が入ることのできない宮殿に入ることができます。
警察の厳重なチェックを受け正門をくぐり、二重橋を渡たり宮殿の中に入ると、長和殿の東庭で天皇ご一家のお出ましを待ちます。
一般参賀の人達の中には「リーゼントがいるよ」と笑いながら右翼団体の人の写真を撮っている男性達、「天ちゃん、いつ出てくるのかな~」とワクワクしている母娘達等もいます。
外国人も多く、日の丸の小旗を手に嬉しそうに記念撮影をする韓国人女性がいるのは少し意外です。
予定時間丁度に天皇陛下、皇后陛下、皇太子さま、皇太子妃雅子さま、秋篠宮さま、秋篠宮妃紀子さまが長和殿のベランダにお出ましになりました。
小旗を振り祝福する一般参賀の人達に、天皇ご一家は手を振って応えられ、陛下があいさつされます。
「誕生日にあたり、祝意を表してくれたことに感謝します。今年もあとわずかになりました。来る年が皆さんにとり、明るく、幸せな年となることを期待しております。どうかくれぐれも体を大切にされ、元気に良い新年を迎えられるよう願っております」
その後一般参賀の男性達から「天皇陛下万歳!」の叫び声やお婆さん達による「雅子さま~がんばれ~」の声が聞えました。
因みに全国の人達から寄せられる誕生祝いの贈り物の数はどれくらいなのか宮内庁の方に聞くと
「憲法や法律の縛りがあり、お受けしておりません」
ただ、そのことを知らない人から贈り物が郵送されてくることもあるそうですが、全てお返ししているそうです。
僅か2,3分のお出ましでも、人々を魅了する魅力をお持ちの天皇ご一家。
一般参賀の人の中に秋篠宮さまのコスプレ(?)をした男性がいましたが、それも納得です。
次回の一般参賀は来年1月2日。
一般参賀には、時間だけでは計れない素晴らしいひとときがあるようです。
リ・コウジ