「全額日払￥30000」
新宿の路上に、こんなアルバイト募集広告が貼られている。
「簡単な商品管理業務」、「10時～19時の間で自由」、「週一からOK」、「リスク一切なし」。
そして平均月収75万！
「どうしてもお金が必要な方のみ」、「とにかくお金が欲しい方のみ」と書かれているが、そうじゃなくても興味が湧いてくる魅力的なアルバイト募集広告。
早速、連絡先の携帯電話番号に掛けてみるが、何度かけても相手が出てこない。
そこで上野の路上にも同じ募集広告があるそうなので上野へ。
確認してみると、書かれている内容やデザインは新宿のものと一緒だが、連絡先の携帯番号、会社名は違う。
こちらの連絡先にかけてみると男性が出てきた。
声は若く、意外とソフトな口調。
「申し訳ございません。もう定員に達してしまいました」
何の仕事なのか聞いてみると
「面接に来て頂いた方のみに教えております」
う～ん怪しい…。
そこで、上野警察署に聞いてみた。
「その広告は私も毎朝剥がし、そして警告する為に連絡先になっている携帯電話番号にもかけていますが相手は出てきません」
そして仕事内容は
「男性ならヤミ金、架空請求の仕事、女性ならホテトルでしょうね」
また以前、このような広告で人を集め、集まったバイトの人達に携帯電話を契約しに行かせ、お金と引き換えにその携帯電話を集めた後、第三者に流し、その携帯電話料金が、バイトの人達に請求される事件もあったという。
因みに、このような募集広告に電話をかけただけでも、後から架空請求などの電話がかかってくる可能性があるのでご注意を。
もしかけてしまい、架空請求などがきたら「知らない」と言って切ってしまえばよいとのこと。
いずれにせよ、この募集は違法バイトである可能性が高く、詐欺などの犯罪行為に巻き込まれる可能性もあり
「やらないほうがよいです」
この広告を見ても無視をするのが一番。
触らぬ“紙”に祟りなしのようだ。
リ・コウジ