姉妹が抱き合って鉄道に

９月２１日午後７時半ごろ広島県東広島市高屋町でJR山陽線の線路内にいた女子中学生２人が上りの普通電車にはねられ死亡しました。

２人は中学生の姉妹でした。
現場は柵もなく線路内の侵入は容易にできる場所です。

事故現場JR山陽線西高屋―西条間

運転士は「線路内の人影に気づき、非常ブレーキをかけましたが間に合いませんでした。２人は抱き合って立っていたように見えた」と話しています。被害者が姉妹であること、２人で抱き合い最後を迎えたことはとても悲しい事故です。
姉は広島県立H中学校の３年生、妹は東広島市立T中学校の１年生であり、事故現場と学校はそれほど遠くない距離にあります。
姉は事故の前日まで友人と普通に過ごしており、友人は「どうして？」とショックを受けている様子。妹は至って普通に学校生活を送っていたそうです。
事故が起こってからご家族は線路内での接触事故を主張されております。そのため学校内で調査は行わておりません。

県立H中学校

東広島市立T中学校

また、８月２４日午前８時ごろJR山陽線西高屋―西条間にある「神保浜第８踏切」で男子中学生が遮断棒をくぐって踏切内に入り電車にはねられ死亡しています。
状況から自殺の可能性が高いとみられています。
男子中学生は姉と同じ広島県立H中学校の２年生です。
H中学校は進学校であり、学力、進路等について親からの圧力が相当あると証言する方もおられます。

事故現場JR山陽線「神保浜第８踏切」

若い命が亡くなった２件の事故。ご冥福をお祈り申し上げます。