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フェラーリ炎上 完結篇

 

 

私は最後まで抵抗した。

なぁ日高、今月って、もうすぐ給料日だよな?
俺が社長にうまく言っておいてやろうか?

ホントですかBOSS!!

おっ!バーナーを持つ手がピクッとした。やっぱり妻子持ちにはズシンとくる言葉なんだな。

でもね、BOSS、もう社長に言われちゃってるんです。
 

おまえは向こう10年間上がらないって
 

何をやったんだ日高・・・・。

期末の慰安会の時も

探偵軍団に行けばって

 

うう・・・いらない、いらないぞ日高、おまえなんか・・・。

私の心の深淵を読み取った日高の顔が、みるみるうちに悪魔の顔に変わっていった!!

 

 

BOSS、どうせ私は一生窓際ですから

怖いものは何もありません。ぐへっ

 

やめろーっ!!許してくれーっ!!

俺が悪かったあああぁ!!

 

 

ばちっばちばちばちぃっ

 

おのれ日高っ!!

火力が強すぎて、燃え上がるどころか

 

一瞬にして黒焦げ。

 

 

 

日高、ここに来る途中

 

 

おまわりさんに捕まったんだって?

そのまま

 

 

撃ち殺されればよかったのに。


 

 

 



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