●更新日 5/19●

ハンサムへの挑戦  ア○ランスに行ってみました

 

 

アクセスアップに挑戦シリーズ第二弾は、ハンサムになる企画です。ハンサムが運営しているサイトは女性のアクセスが伸びるかもです。すると、うちの大阪特派員の八坪がどうしても増毛してハンサムになりたいと言うので、さっそく行かせてあげました。

 

電話相談の段階
 
ア○ランス:  「お電話ありがとうございます、ア○ランスでございます」
八坪:  「髪の毛の相談なんですが」

ア: 「はい、承ります」
八: 「かなり、薄くなっているんですが、」
ア:
 
「ご症状のほうをお聞かせ願いたいのですが、箇所としては、全体的に気になっていらっしゃいますか?部分的にでしょうか?」
八:
 
「部分です。額の真ん中辺りは残っているんですが、その両脇が、ひじょ〜に深い、剃り込みを入れたような状態になっています。」
ア: 「いつ頃からの症状でございますか?」
八: 「もう、10年来抜け続けています。」
ア: 「現在はおいくつですか?」
八: 「30歳です。」
ア: 「なるほど……お客様なりに意識しはじめたのが、やはり、その頃からですか?」
八: 「そうですね。」
ア: 「今回、お電話頂きましたのは、何か具体的なものがおありだったんでしょうか?」
八: 「……といいますか、前々から、格好悪いと思っていたんです。」
ア: 「はい。」
八: 「こんな、深すぎる剃り込みが入った髪形。」
ア: 「はい。」
八: 「ドラゴンボールのベジータみたいな。」
ア: 「はい。」
八: 「なんとかならないものかと思いまして」
ア: 「すると、具体的なボリュームアップをご希望なわけですね」
八: 「はい。」
ア: 「現在、なにか育毛剤のようなものはお使いですか?」
八: 「過去、何種類か試しましたが、現在は特に……」
ア:

 
「かしこまりました。では、まず、お客様の症状がどのようなものかを確認させて頂きまして、その上で、当社のアドバイザーの方から、アドバイスというか、対処方法をご説明させて頂ければと思います」
八: 「あのぅ……」
ア: 「はい?」
八: 「増毛したいんです。かつらじゃなくて」
ア: 「はい」
八: 「向き・不向きはありますか。」
ア:


 
「そのあたりはお客様の髪の状態やご希望のボリュームアップの方法にも関わってくるんですそのあたりのこともご説明させていただけましたらと思いますのでではご相談のお部屋のほうを用意させていただきますのでお手持ちの携帯電話の番号は何番でいらっしゃいますか?」(息継ぎなし。)
 

 

面談・相談の段階

 

相談に出かける。
大阪○区。ビル街。某ビルの4階。
向かいのビルの屋上にも大きな看板が据えられている。

部屋に入ると綺麗な受付があり、白衣を着た男性が丁寧な物腰で個室に案内してくれた。室内は小奇麗で、テレビモニターや顕微鏡らしき機材が据えられている。


ここで、アンケート用紙を書かされる

「カウンセリングシート」
「お客様アンケート」
「メンタルチェックシート」

などを記入する。

 

暫く待つと、白衣を着たカウンセラーが入ってくる。


 

カウンセラー(以下、カ): 「○○さんですか?」
八: 「はい」
カ: 「カウンセラーの○○です。早速ですが、どのような症状でしょうか?」
八: 「……ごらんのとおりなんですが、前の方が禿げ上がってまして」
カ: 「すると、もっと増やしたいようなイメージが?」
八: 「そうですね」
カ: 「……」
八: 「……」(なんだろうか、この沈黙は?)
カ: 「昔はどのような髪型だったんですか?」
八: 「この、額の中央の先端が生え際だったんです」
カ: 「ああ」
八: 「つまり、この両側の三角形(深い、深い、剃り込み部分)が無かったんです」
カ: 「……」
八: 「……」
カ: 「増やし方の方法論はいろいろあるんですが、その辺りにこだわりはありますか?」
八: 「やはり、自毛がいいと思ってるんですが」
カ: 「……」(なんだか、先刻から沈黙が多い)
カ: 「あの、状況なんですけれど、家系的にはどうなんでしょう?」
八: 「祖父がつるつるでした。母方の」
カ: 「お父さんの方にはない?」
八: 「はい」
カ: 「……」
八: 「……」
カ: 「いつ頃から、なんでしょうね」
八:
 
「そうですねえ、20歳か21歳くらいに気になり始めましたから、もう、10年くらいになりますかねえ」
カ: 「その時は何か試されました?」
八: 「育毛剤ですね」
カ: 「何を試されました?」
八: 「商品名までは覚えてないです。市販のものです」
カ: 「……」
八: 「……」
カ: 「その、剃り込みの、三角形の部分が気になっている、と?」
八: 「はい」
カ: 「頭のてっぺんの方は気になりませんか?」
八: 「いえ、他は別に、気になっているのはこの三角形だけです」
カ: 「はあ……染めたり、ブリーチとかは?」
八: 「そういうのはしてないです」
カ: 「肩こりとか、首が痛いとかは?」
八: 「特にないです」
カ: 「胃腸が弱いとか」
八: 「ないです」
カ: 「血圧が高いとか、血糖値が高いとか」
八: 「無いです」
カ: 「じゃあ、体調は良好ですね」

その後、カウンセラー氏から、様々な質問を受ける。

「ストレスは感じる方ですか?」
「お仕事はどういった業務に?」
「何時から何時まで?」
「休みもばらばらですか?」
「あと、頭皮について、フケとかかゆみとかは強いですか」

質問を終えるとカウンセラー氏は、書き込んだばかりのシートに目を落として考え込んでしまった。長いこと考え続け、途中、一度だけ顔をあげて、私の頭部を見つめた後、再び、目を落として考え込む。
 

カ: 「……」(考え込む)
八: 「……」
カ: 「……」(長考中)
八: 「……」
カ: 「……奥さんとかは、何かおっしゃいます?今の状況について」
八: 「いえ、別に、嫁の方は何も」
カ: 「別に、傷つくようなことは言ってないわけですね」
八: 「はい。特に、何も」
カ: 「……」(再び、長考)
八: 「……」(今の質問はどういう意味だったんだろう?)」
カ: 「……」
八: 「……」

 


  −つづく−