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Kの真実 ~素顔~

第1回 第2回 第3回

 

めぐみさんは“K”に疑念を持ちはじめた。
それでもついていくつもりだった。
しかし、
「一度疑われたらもうやっていけない」
と、結果一方的に捨てられる。


“K”の為に婚約者も友達も全て捨てたのに…。


めぐみさんはこの一件で精神が崩壊し、自殺を考える所まで落ちてしまった。
そんな彼女は最後の手段に出る。


Kの真実を知りたい――


我々は依頼を受け、そしてついに“K”の家を突き止めた。


調べ上げた結果、住所は元麻布でもそれこそシチリアなんかでもなく、東海地方のとある田舎町だということがわかった。
住所にある場所へ行くと、


確かにその家は存在した。


表札は薄汚れていたが、目を凝らしてみると確かにヤツの名前がある。しかし世帯主は父親名義。
無論、ベッチーノ姓でも坂本姓でもない。


周りの住民に“K”の評判を聞いたところ、

「●●●●(“K”の本名)さん?あの人なんか気持ち悪いわ。一日中家にこもってパソコンいじっているみたい」

「あの家族、この辺の人達は相手にしないようにしてるのよ。わがままで暗くて気持ち悪いから」

周辺住民にかなり評判が悪い。
しかし、娘がいたとは。

 

“K”の正しい年齢は28歳ではなく1967年生まれの現在38歳。


完全なるオッサンだ。


医者が四六時中家にこもってメッセやメールに明け暮れるわけがない。
もはやパラサイト。

そんな呑気な自信家“K”は


元カノは相沢紗世です

こんな顔して、多数の女性をたぶらかしている。

そう、今でも。


まさか逆整形とでもいうのだろうか。


こんなオッサンが、こんなメールを出していたと思うと、正直おぞましさゆえ背筋に戦慄をおぼえた。


そんなヤツは現在mixiに主戦場を移して大暴れ中。

 

俺は用意周到、驚くくらい戦略家なので(笑)
思いつきで動くとか、好きだからやるとか
そんな程度のことでうまくいくほど世間は甘くないよ。(めぐみさんとのメールより)


“K”よ、そんなに世間は甘くないよ。

 

笑わせんな。

 

探偵ファイル

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