想い出探偵、始動！　〜ファミカセを２１年ぶりに返す〜

もう帰ってこないあの日。
何もかもが輝いていたあの頃。

誰でも生きていれば「想い出」という財産がある。

そんなあなたの想い出を、我々探偵が探します！





と、いってもスタートもしてない状態でいきなり読者から「○○を探してください！！」なんて依頼メールがくるのはテレビの中だけ。
１発目の今回は、探偵ファイル編集部スタッフの「想い出」探しをいたします。

	- vol.00 -
想い出のファミカセ３本 　 行方知れずの友人Ｎ君から２１年間借りパクしたままのファミカセを返却しに行きたい 依頼人　特捜班Ｔ

借りパク歴２１年特捜班Ｔ

Ｔ「小学校の時にＮ君にファミカセ借りたんですがそのまま転校してしまって……。正直今どこに住んでるのかまったく手掛かりが無いんです。友達連中に聞いても誰も知らないし。いい機会なので是非探し出して借りパクを謝りたいです」


そんなわけで


想い出調査開始！


まずは当時のアルバム片手に電話作戦。が、Ｎ君の転居先は不明。

なので、せめて当時の転校先を知ろうと当時担任だった先生を探すことに。
しかし、母校に電話で聞いてみるも、お約束の個人情報保護という名目で教えてもらえない。


そこで苦肉の策ではあるが、私自らミクシィで母校のコミュニティに入り、Ｎ君、先生両名情報を集めることにした。
するとＮ君に関してはハズレだったが、教職員関係に詳しい人から連絡が。



西中ならわかるので、早速電話をしてみる。
すると教頭先生が応対をしてくれ、私が○○先生の教え子であると伝えると、本人（先生）に連絡をしてくれるとのこと！
その後待つこと９時間、その日のうちに元担任から電話がかかってきた。

先生「Ｎ君？転校した子でしょう？その子なら栃木県の○○小学校だったかな？」

と、ここでようやくＮ君の転校先が判明。

しかし、このまま転校先の学校に赴いたとしても、また個人情報保護の壁があるに違いない。
そこで、探偵独自の情報網を駆使し、なんとか転校先の生徒名簿を入手に成功！



早速現地に飛び、はやる気持ちを抑えつつ名簿にあったＮ君宅住所を訪ねる。
手にはもちろん借りたままの３本のファミカセが。



Ｔ「（ピンポーン）」
「はい？」
Ｔ「すいませんＮ君にファミカセ返しにきたんですど」
Ｎ君？
「は？」


次回へ続く



探偵ファイル特捜班