●更新日 10/10●


ストーカー「隠し撮りされる恐怖」


ストーカー。
もはや聞きなれたこの言葉だが、実際に被害にあうと動揺し、どう対処すればよいか基本的なところすらわからなくなり、ただただ恐怖し追い詰められてしまうことが多い。
また実際に被害にあった当人からすれば、悪夢としかいいようがない状態でも、他人からすれば「その程度で?」と思われる状況に見えることも多々ある。そこで心無い対応をされると「なぜわかってくれない!」と孤独感を強め、より深く追い詰められたり、また逆に「やはりこの程度で騒ぐのはおかしいのではないか?」「自分が気にしすぎなのでは?」と自分を疑い現状を乗り切ろうとしてしまう。
だが、そうしてる間にも追い詰められ、事態は悪化していく。

あさみ。

探偵ファイルスタッフではあるが、彼女もまたストーカーの被害にあった一人だ。


▲犯人の携帯に保存されていた隠し撮りされた彼女の画像▲

ストーカーに怯え、最後は1人でまともに道を歩くことさえできなくなってしまった。
それほどまでに彼女を追い込んだ犯人の歪な愛情。
何が彼をそれほどまでのストーカー行為に駆り立てたのか。

キッカケは、

ビールを売っただけ。

それだけで始まってしまう。


(つづく)



大住有



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