●更新日 02/08●


空港の○○からお宝が!


日本の空の玄関である成田空港。
日本人だけでなくさまざまな人種の方達が日本に入国する際に必ず通るだけあって、セキュリティも設備も他の施設とは一線を画しています。
特にセキュリティは半端じゃなく、密輸などの犯罪を水際で防ぐまさに最前線。
これは、空港の整備地区で勤務するA氏にインタビューしたお話です。

写真
※整備地区とはその名の通り、飛行機の整備などを行う場所です

A氏 「いやー、整備地区で働いているとね、結構面白いお宝が出てくるんですわ」
―お宝??

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A氏 「これ、汚物槽。飛行機乗った時、みんなトイレ行くでしょ?その汚物を一緒くたに処理する施設なんですが、これがまた臭いの何のって。外国人のが混じるせいか強烈ですわ。この槽に潜って仕事したら、一日は臭い取れませんよ」
―ははは、ウンコを“お宝”に例えているんですか?
A氏 「違いますよ、ここから本当にお宝が出るんですわ」

写真 くみ上げた所

A氏 「時計とかブレスレットとかね、結構出てくるんですよ。トイレで身だしなみ整えたりしている時にうっかり落としちゃうんだろうね。しっかり洗浄して乾かせば普通に使えますからね。ロレックスとか落ちてたりすると、嬉しい臨時ボーナスって奴です(笑)」
―なるほど、取得物をお宝に例えていると
A 「違う、違う!それもあるけど、ホントにお宝が出るの!」
―だから、お宝って??

A 「金塊」

写真

―は? 金塊??
A氏 「金で出来ている何かの盗品を1回溶かして棒にするんだろうね。それを密輸しようとしたんだろうけど、見つかりそうになって、捕まるんだったら捨てた方がいいって判断したんじゃないの? 麻薬なんかも出てくることあるけど、金塊が出て来た時の驚きと比べたら少ないですわ」
A氏 「去年末、延べ棒が10本出てきましたわ。だいたい2000万円くらいだって話だったけど、勿体ないねぇ。まぁ、元々は盗品だから微妙だけどね」

2006年2月、博物館に展示されていた純金製の鯛の置物が盗難に遭い、2007年には岐阜県の観光施設にあった金塊が強奪されました。
どちらも犯人は逮捕されていますが、このような盗まれた金の置物の行方をかいま見た気がしますね。
しかし、最後が汚物槽で発見とは・・・何か切ない。



山木



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