●更新日 03/20●
お正月は2日に大々的に募集した「あなたの願い叶えたり叶えなかったり」
「保健室登校だけど卒業式には出席したい」 いい願いじゃないですか! と、いうわけで、この願い叶えたり叶えなかったりするために、 どもはじめまして! ほいほい徳島まで応援しにいってきました はっはっはっ、本当に行ったからびびってるよ。 大住「やあ!どもはじめまして!卒業式でたいんだって?!応援しにきたよ!」 くき「本当にきたんですか!!」 大住「いやあ、大切な読者の願いじゃないですか。そりゃあ協力するって話ですよ」 くき「いやっ!本物や!生きてる。本当にいたんだ」 大住「そりゃワシも生きてるっちゅーねん」 くき「なんか信じてなくて(笑)」 大住「とりあえずどこかで話しようか。どこか場所あるかな?」 くき「わ、わかりました。じゃあこっちにどうぞ」 って、 中学生的話し合いの場 駐車場かよ!! くき「え?何かまずいですか?」 大住「い、いやー、一応なんていうか深刻っぽい話だし、立ち話っていうもアレなんで出来れば座れる場所がいいなぁなんて思ったり……」 くき「そうですか?わかりました。じゃあこっちにどうぞ」 って、 人んち 階段かよ!! くき「え?ダメですか?」 大住「い、いや、大丈夫。うん。中学生だもんね。階段とかで話すよね」 うーん。忘れてたなこの感覚。そっか、中学生のころってこんなんだったような。新鮮だ! あ、ちなみにくきちゃんは当然徳島弁だけど記事上では基本は標準語風に変換してあります。発音とかどうせ文字じゃ伝わらないし。ちなみに徳島だと語尾が「けん」ってのををよく聞きます。 閑話休題 大住「んじゃ事前にちょっと話聞いてるけど、改めて保健室登校な理由とか卒業式でたい理由とか聞かせてくれるかな」 くき「はい」 「先生(担任)が原因なんです」 「元々そんな好きじゃなかったんですけど、ある時、みんなに隠してた言われたくない自分に関すること教室でみんなにばらされて……」 「それ以降友達からの目線が怖くなって、教室いけなくなってきて」 「人の多いところいくとちょっと気分悪くなるようになって」 「なんでそんなこと言うの?って。もう本当顔もみたくなくて」 「それで保健室で別の先生と勉強してました」 「『あんたのことなんか誰も待ってない』とかも言われて」 「ほんと顔も見たくないです」 「……」 「……でも」 「卒業式はでたいんです。友達がいるんで、一緒に卒業式にでたいんです」 「最後だし一緒に卒業式でたいんです」 「今日予行練習があったんで頑張って出てみたんですけど、人多くてやっぱ辛くて。終わったら保健室に戻ってワンワン泣いてしまいました」 「友達もおかあさんもすごく応援してくれるし、私自身も『でてやる!』『絶対出席する』とは思ってるし、多分でれるとは思うんです」 「でも、どうしても不安なんです。あと少しだけ何か不安なんです。当日でれなかったらどうしようって」 「だから背中押して欲しくて」 「贅沢だとは思うんですけど」 大住「いや、わかるよ。普段応援されてる、支えられてる人達だけじゃあどうしても不安になる時ってあるよね。全然関係ない他人に何か無責任に『ガンバレ』って、背中押して欲しいってときってあるよね」 くき「……はい」 大住「だから、無関係なワシが誠心誠意心を込めて背中押してあげようじゃないか」 くき「はい。お願いします」 大住「そもそも、やる気もガッツもあるし応援してくれてる友達もいるし正直ワシいなくても…いや失敬な!僕がいるから頑張れるんじゃないか!ねぇ?!不安ならいくらでも何度でも背中押してやるとも!心配せずに行って来い!とりあえず明日は校門のところで全力で応援してあげよう」 くき「でも、やっぱり直前で心折れるかも」 大住「卒業式の中までもぐりこんでいくから大丈夫!」 くき「当日逃げちゃうかも」 大住「尻を蹴り上げてでも参加させてやるから大丈夫!」 くき「えーっと、 大住「大・丈・夫!! 大住卒業式ガンバレ!全力で参加しろ!大丈夫!無関係のワシが全力で応援してやる! くき「はい!」 大住「出席できなかったらここまでの旅費を請求するということで」 くき「それは勘弁してください!」 大住「じゃあ頑張って出席するがいい!」 くき「わかりました!がんばります!!」 そして迎える卒業式当日・・・ (続く) 大住 |
|
探偵ファイルのトップへ戻る |
|
|