●更新日 09/22●
動物実験に使う子猫 買います。
"動物実験に使う為、子猫を集めて大学や企業に売っている"なんて話を聞いた事はないだろうか?
里親募集サイトや、mixiなどのコミュニティを見ていると、"里親詐欺"などとして、上記の様な話がいくつも紹介されている。実際に、里親募集をしてみると冗談か本気なのか解らないが「大学の実験で使うので譲ってくれないか?」などと言う問い合わせも来たりする。
本当に子猫は実験動物として売られているのだろうか?
捨て猫と言えば保健所。まずは、保健所に問い合わせてみた。
「以前は、保健所から実験用に動物達を企業や大学に払い下げていましたが、様々な団体からの抗議や反発で、平成18年度でその様な制度は廃止されました。」
尚、日本動物実験協会などの説明によると現在動物実験に使われている動物は、最初から"実験動物"として業者に繁殖させられた物だと言う。
やっぱり子猫買い取りは噂話に過ぎなかったのか?
だが、その一方で・・・暗躍する"猫捕り業者"の噂も。
"実験動物"を扱う業者の中には、繁殖させるコストを省く為に野良猫を捕獲したり、里親募集サイトで片っ端から猫を譲り受ける業者も存在すると言う。
"実験動物"用として、1から猫を繁殖させた場合一匹に掛かるコストは約10万。その分高額で売買されるが、一方、餌付けされた野良猫や、人慣れした元飼い猫は一匹約5千円〜一万円で取引されると言う。業者も、育てる手間もコストも掛からず、買い取る側も安価で済む人慣れしていて環境の変化にも強い野良猫・元飼い猫は使い勝手が良いらしい。
実際に、各地で急激に猫が消える事件や、"猫捕り業者"が逮捕される事件などが頻発している。
狙われていたのは、子猫ではなく成猫だった。
無論、子猫も取引されていない訳ではないが、すぐに"出荷"も出来て、子猫よりも貰い手がつき難い為、里親募集も溢れかえっている成猫は業者には都合が良いだろう。
こうして、集められた猫達は薬品の実験は勿論、脳手術などの実験にも生きたまま"使用"される。
動物実験の現状
*クリックでモザイクが取れますが、かなりグロいです。
人間の都合で飼えなくなり里親に出す人、安易な考えで外飼いや餌付け行為をしている人はこういった現状を踏まえて良く考えてみて欲しい。人間に慣らされたが故に、猫がどうなってしまうかを。
知らなかった、と悔いた時には小さな命はもう消えてしまっている。
あさみ
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