●更新日 11/07●





みんなクビになります2


今回のタイトルも、先月の記事なのに「続きはまだですか」のメールが途切れません。自分でも何て書いたのか忘れていて、制作に頼んで10月分のストックをスパイ日記の上部に置いてもらったほどです。
では、続きを。

アメリカは大きな消費国だったので今まで世界がヨイショしてきましたが、これからは勢力地図が大きく変わります。それを横目で見ながら先行きを見極めないといけません。
前号に書いたことが前倒しで現実になりました。昨日、トヨタが期間従業員の半減を決めました。
トヨタがやれば他の輸出系企業は右へ倣えです。日本は輸出でもっていますから、これから12月のボーナス前後に雪崩をうって解雇を進める会社が増えるでしょう。危ない業種は輸出系だけではなく、例えばこの頃薄くなった紙媒体。スポンサーが離れ取材費が激減してクオリティも落ち続けています。近い将来、間違いなくネットに駆逐されるからです。アメリカでも最近、記者6000人が解雇されました。新聞が出る頃にはみんなネットで情報を得たあとですから無くなるのが必然です。生き残るためには取材を強化してネットの弱点(滞在時間が短いこと)を衝くしかありません。
話が長くなりますので危ない業種の話はまたの機会に。

5年前、保険料が2倍近くに上がり、逆に年金給付金が10%下がったことを覚えている読者も多いと思います。しかも将来、天下の悪法である消費税が倍になることで低所得者が暮らしていけない先進国の筆頭になります。食料自給が出来ないのが致命傷。ということは、逆目を張るとすれば日本で稼げる道があるということ。円高を利用し安い食料などを輸入する商売が一番の稼ぎ頭になります。独立したい人にとって千載一遇のチャンスかも。その勢力が強くならないと逆に円安に振れる材料となりますが。

サラリーマンはどうしたらいいのか。「簡単に転職出来ない、何かアドバイスを」という読者のメールが一番多いです。これは困った質問です。各々によって状況も違いますのでひとくくりに出来ないのですが、生き残り術はたったひとつしかないので書いておきます。
こういう時代はモーレツ社員になるしかないです。とにかく会社に貢献すること。今までの中立スタンスを改め、とにかくいい仕事をすることです。昔書いた万物の事象『2・6・2の法則』を会社に当てはめれば、仕事が出来る社員2、どっちでもない社員6、要らない社員2となります。
出来る社員に入れば万が一会社が潰れても職安に並ぶこと無く、実力のある上司や先輩、取引先があなたを助けてくれるでしょう。経済が好転して会社が持ちこたえた時は大半のネガティブ同僚の中で間違いなく出世しています。



この話題は関心が高いことですし、たまに連載いたします。
最後に。アメリカのGMがかなりヤバイです。



BOSS



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