●更新日 11/19●


街頭100人に聞いた「定額給付金何に使う?」


定額給付金?経済効果なんてあるわけないだろ。


アナリストは口を揃える。流通業界からだけは「(給付金交付で)少しでも景気がいい方向に向かってほしい(ヤマダ電機)」と一縷の望みを託す声も少なからず聞かれるが、溺れる者は藁をも掴む、実際市井で期待している人々はどれくらいいるだろう。空々しいバラマキ政策に自民党への不信も高まるばかりだ。

だが”もしも本当に”に配られるのならば我々の懐には12000円のお小遣いが転がり込むわけで、皆さんどう使うか気になるところ。お先が暗い世の中で、皮算用くらいは景気のいい話が聞けるのではないか?小誌記者が街頭にて100人アンケートを実施した。


銀座(有楽町駅前)

上野(アメ横商店街)

巣鴨(地蔵通り商店街)

などで老若男女無作為に聞いたその結果は?


第三位 旅行 9票

第二位 貯金 21票

第一位 生活費(消耗品、交通費、交際費など) 35票


なんとも夢も希望もない。


第一位の「生活費」は定額給付金で生活費を浮かせ、貯蓄に回す人が多いようで、何の意味もない。暗い世相を反映し、皆さん財布の紐は固いようだ。最も多い特別消費は旅行で、年配者に多かった。他のめぼしい意見を羅列すると、高級な食事7票、洋服3票、iPOD2票、DVD2票など。これらは若者が中心。意外な意見で多かったのが、宝くじ5票。あぶく銭なら夢に投資してしまえ、ということか。

定額給付金について感想を聞くと「12000円は半端すぎる」「配られるかもわからないものに期待しても」「いらないから税金を下げてくれ」などなど。国民新党亀井代表代行が「国家による買収行為」と仰々しく発言していたが、多くの人は意にも介していないようだ。だが、取材中に出会った老婦人はこう語る。「夫が病気でね、お金が配られたら旅行に連れてってあげたいけど、早くしないと死んじゃうかも……」ろくでもない政策でも、待ち望んでいる人がいるのだ。



山崎




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