●更新日 11/23●






もっと危機的なこと





厚生次官を襲撃した犯人が出頭した。またもやメディアがさまざまな推理を展開しているが、もうほっといていい。どうせ変な人間に仕立てようとする動きしかない。現時点で「ペットを保健所に殺されたから」の情報しか出さない狡猾さ。
テロと決めつけたメディアやテレビ解説者がどう言い訳するのかおもしろい。

それよりも、日本に直接身に降りかかる大問題が目前に迫っている。
アメリカで、ビッグ3の聴聞会があった。会社が潰れそうだから政府に金をくれと言いながら、各社CEO(最高経営責任者)は30億円もする自家用ジェット機を手放すか?と議員に問われても笑って黙殺した。これっぽっちの危機感も無く、自分の財産は死んでも手放したくないというエゴがテレビでアメリカ全土に放映されてしまった。
これを見た国民が怒らないはずがない。GMを救いたくないブッシュが見直され始めた。
先日も書いたとおり、GMは倒産に追い込まれる可能性が大きくなった。CEOが全財産を手放し、辞任しない限り国民は納得しない。

さて、GMが潰れるということは、今の失業率6%が8%になる。失業率が8%になればオバマの甘い政策が吹っ飛ぶ。たかが2%と思う人もいるだろうが、分かりやすく言えばモノを買おうにも買えない人が2千万人増える。失業した人の家族も含めて。
しかも、いくら景気をよくしようとしても、貯蓄嫌いのアメリカ人でさえモノを買わずに金を貯めようとする。この結果、日本の経済はどうなるか。


日本8社の自動車減産167万台。


予想では無い。先週末の数字。来年早々、減産は400万台を超えるはず。
ひとつわかりやすい例を。
朝日新聞が103億円の赤字になった。赤字が続けば朝日新聞は記者をクビにするしかない。クビになった記者は欲しかった自家用車が買えなくなる。結果トヨタが損をして、朝日に出稿する広告が減る。赤字が増えたのでまた記者がクビになる。
これが経済の連鎖。無関係の業種などひとつもない。




今年のクリスマスはケンタッキーと不二家が儲かる。




BOSS




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