●更新日 01/08●





本当に真面目に働こうとしているのか


トヨタ全工場停止への記事に関してですが、最後の
日比谷公園の年越し派遣村について「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まっているのか
という気もした」と発言した自民党の坂本哲志(58)熊本3区衆院議員
こんな先も読めないバカ政治家や官僚が犯罪者を増やしている。
実際には働こうとしていない人も含まれてると思いますが、その点どのようにお考えでしょうか?


記事の本題からかなり外れた質問だけど答えたいと思う。
2・6・2を足して10の法則。
派遣村で言えば

2 すぐに仕事に就きたい
6 どちらにも属さない
2 すぐには仕事したくない

心理分析でこの法則は破られることはない。戦争に例えると

2 積極的に前線に出たい兵士
6 どちらでもない兵士
2 前線に出たくない兵士

どちらでもない6割の振り幅で状況が大きく動く。坂本哲志氏はその6割を悪い方向に誘導した。苦しむ人の閉塞感を増幅した。だから先が読めない政治家と断じた。
すぐに仕事したくない人や戦争に参加したくない人を正義と悪のどちらかに分類するのはナンセンスだ。それを断罪したい坂本哲志氏は挫折を知らない人種なのだろう。でなければ政治家にはなれていない。

私は何度か挫折を経験した。
人間は自分の好まない方向に転換を迫られた時、言いようのない虚無感に支配される。
胃の下から喉元にかけてザワザワと何かが波打つ。虚無感に支配されると仕事どころではない。でも生理的にハラは減る。生きていると言うより、生かされているという感じ。
その感覚が長く深く続く。
派遣切りに遭った人々は、その渦中にいる。いきなり職を見つける気持ちになれない人もいる。

今回の事件は、象徴的な政治家の本音が聞けて良かったと思う。
私は危うさと自信の狭間で揺れ動く。厳しく切り込む記事を書くかと思えば、その真逆で情に流された中途半端な記事も書いてしまう。

それもまた、一個の人間ではないか、と思う。







 



BOSS




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