●更新日 01/11●


税金滞納すると、どうなるか


皆さん、税金はきちんと払っていますか?

「俺は税金なんて払わないって決めているから」

こう嘯いて、税金を納めない方が結構います。それはその人の選択だから、どうこう言うことはないのですが・・。

私は国の回し者じゃないですが、払わないと大変なことになりますよ??

実際問題、都税でも区税でも払わないでいると、最初の半年は督促状が来るだけ。半年を過ぎると電話が家に掛かって来たりするのですが、無視していると催告書が来ます。




通称、赤紙。

架空請求の「最終催告書」などとは重みが違います。大抵の人は、この紙が来た時に役所に出向いて払ってしまったり、分割に組み直したりして払うのが普通。

では、これを無視するとどうなるのか?以下、無視したAさんのお話です。


―どうなりました?

「酷いものですよ。まず、こんな紙が来ました」



「差押事前通知書。払わないと財産差し押さえるよっていう通知書ですね」

―この時、ちなみに幾らの税金だったんですか?

「6000円(笑) まぁ、これは一期分なんですけどね」



「まさか、そんな金額で来るはずないだろう・・・と思っていましたが、甘かったですね。朝にいきなり家に来て、預金通帳を持って行かれました。その口座に入っている金額でその時は支払い終わったのかどうなのかは分かりません。返してくれって請求も出していないから。ただ、僕が支払いをしていない税金って、他にも有ったらしいんですよ。全然把握していないから分からなかったんですが・・・それにも延滞金やら何やら付くわけじゃないですか。なんか、延滞金だけで酷いことになっていました(笑)」


―どうするんですか?


「いやー、ここまでやられた以上、戦いですよ。絶対に払いません。あれ以来、差し押さえられても全然構わないように給料は手渡しだし、出たその日に下ろして親に渡しています。要は自分名義じゃなきゃいいわけだから。資産も何一つ持っていません。確定申告も収入ゼロで出す予定です。どうなるか分かったら、連絡しますね」


Aさんみたいに国と戦う覚悟が決まっていれば別ですが、税金は払った方がいいです。6000円とか値段の大小はあまり関係ないですし、怖い話を1つ。

担当者は差押え前に銀行に3ヶ月間の口座の流れを提出させています。この時、光熱費などの公共料金の引き落としのある口座があると、そこに給料でも自分で預け入れでも・・・お金が入金された時、光熱費の振り替え前に狙って差し押さえるということを担当者は行ってきます。

何故こんなことが出来るのかというと、税金というのは自力執行権が与えられており、全てにおいて優先する・・・という前提があるから。

自己破産しても滞納した税金は免除されません。滞納した時の利率も、年17%とかなりの高金利。

払わないと、絶対に消えない借金を背負い続けているようなもので、闇金以上に怖い強制執行の権利まで有している始末。

一度、目を付けられたら・・・。

担当者も人の子です。絶対に取り立ててやろうと思うのは、担当者の気持ちになってみれば「絶対に払わない」と、払う意志がない人なのは、当たり前。

税金はいつまでもどこまでも追ってきますから、余計なこと考えず、お金に余裕がある時にさっさと払った方が身のためなのかもしれません。




山木




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