●更新日 06/17●
女性の放射線オンチにモノ申す 〜BOZZ
最近、主婦が4〜5万円くらいの放射線計を買って自分の子供の立ち回り先を計測するのがブームになっている。
テレビでそんな光景を何度も見たが、計測の仕方が明らかに間違っている。
その前に、ほとんどが中国製。すべて悪いとは言わないが1、2か月前から放射線計を作り始めたメーカーが多い。最低でもチェルノブイリという負の財産を持つロシアの製品を買ったほうがいい。
ECで製品が評価され認証機関のNotified Bodyによって適合証明書が発行されている放射線計がお奨め。
誤解の最たるものはその計測の仕方。
例えば、いきなり主婦が公園の砂場に行って『手に持ったまま』で『一発計測』した映像がテレビに流れている。
放射線計の構造上、一番最初の数値はどうしても高くなる。だから本来なら20秒計で2分の平均値6回分を記録して、電卓で平均を出さないといけない。
最初に書いた通り、数万円の中国製は特に眉に唾をつけるべきだ。メーカー名はあえて書かないが、最初から『0.4』を超えないようにプログラムされた機種も出回っている。子供のおもちゃで5万円もするか普通。
私が持っている放射線計。
昨夜も近所の居酒屋でずっと計測していた。
(ビニール袋は雨に濡れないために必須)
政府が発表する数値。新宿は平均0.08以下。
でも、実際は
10分間に1回は0.2を超える。それが自然じゃないか。目に見えない放射線なんだ。ビル反射で数値が2倍になることもある。新宿に住んでいれば誰でも分かることで、真実を言わない政府が一番クソだ。
それよりも、何が面白いのか放射線計の数値を上げるマジックを偶然発見し、ご近所の不安を煽る主婦たちへ。
実は政府発表の数値が意外に正確だと正直に言ったほうがいい。嘘はダメ。
渡邉文男(BOZZ)
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