●更新日 06/22●
眞子さまの謎に包まれた大学生活に迫る
近年、「開かれた皇室」という言葉をよく聞くようになった。
その一つが、皇室関係者の進学先の多様化である。かつては学習院への進学が定番だったが、悠仁さまはお茶の水女子大学の附属幼稚園に入園、眞子さまは国際基督(キリスト)教大学に入学した。
眞子さまの入学については、「AERA」2010年1月4日・11日号に経緯が紹介されている。
それによると、「どんな大学に行くのかについては、一般の家庭と同じように、高校1年生のころから周りの大人たちに相談しつつ、自分の考えで決めたようだ」。「高校での成績が5段階で4.1以上」などの条件を満たし、特別入学選考による受験で合格した。他の受験生と一緒に試験を受け、一切の特別扱いはなかったという。
入学から1年以上が経過したが、どんな学生生活なのだろうか。その実態を取材しようと、大学へ向かった。
ところが、駅から直通のバスを降りると、目の前には大きな立て看板が。キャンパス内での取材や撮影は禁止であるという。
方針を改め、キャンパス周辺で学生たちに話を聞くことにした。その結果、いくつかの興味深い情報を得ることができた。
立て看板の設置
取材及び撮影を禁止する立て看板は、キャンパス内の数か所に設置されている。眞子さまの入学が決まり、マスコミで騒がれた時期に、突然できたらしい。それまでは、チラシの無断配布などを禁じる小さな立て看板くらいしかなかったそうだ。キャンパス内には、夜間 に巡回をする警備員の姿も目立つようになったとのこと。
学内の警備
眞子さまには、不測の事態に備えて常に警備員がついている。警備員といっても、周囲の学生たちに紛れるように、私服姿である。廊下を歩いている時は、数メートル後ろを警備担当者がついていく。また、眞子さまの入学以来、学内の警備が強化され、これまで無人だった裏門などにも警備員が常駐するようになった。
移動手段
皇居からの通学には、車を使用。キャンパス内では、自転車を使っているらしい。キャンパスが広いため、離れた建物への移動に自転車を使う学生が多いとのこと。移動の際には、ご学友と思われる学生が常に同伴しているという。とはいえ、カジュアルな服装ということもあり、周囲に溶け込んでいるそうだ。
充実した学生生活のようで、学生たちのコメントも好意的なものばかりだった。
だが、警備面での細心の注意が払われている様子も伝わってきた。「開かれた皇室」の実践が決して容易ではないことを、それは物語っているように思える。
高橋
|