●更新日 10/07●
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【台風18号】成田山横浜で修行僧が生き埋めに





大型の台風18号は首都圏などを直撃し、6日、午前10時50分頃、横浜市中区野毛3の成田山横浜別院、仮本堂の一部が土砂で崩壊し、20代男性僧侶が建物の下敷きとなった。
男性は意識不明。現在も救助活動中という。崩壊した仮本堂の20メートル上には本堂が建替え工事中であった。
場所は横浜ランドマークタワーがそびえる港町、桜木町駅から徒歩10分。近くに野毛山もあるが周りは住宅街でお寺は崖にあるイメージだ。
午後3時に到着するも、消防車7台超、警察、救急車、マスクをした特別救護隊、上には何か報道ヘリ?のようなのが飛び、ものものしい雰囲気。
寺のかなり手前で規制線が張られ、その外側で報道関係者がカメラを構える。

現場 正面

現場 右横

近隣住民の話によると
「一瞬でした。“ドドドドー”という地震のような音がした。見に行ったら新しい本堂に行く階段が崩れてた。12時までは入れたけど、手前にある池は埋まってはいなかった気がします。」
「音がしたのは分かってたけどTV見てたから、工事中の柵が落ちた程度だと思っていました。」
「このクラスの台風なんて毎年、1回くらいは来るでしょ。今日くらいの大雨で土砂崩れなんて横浜中崩れちゃいますよ。本堂建て替えの為に急斜面が危険地域になっていなかったのでは?」
「清水建設だしな。ゼネコンも叩かれるだろうね。さっき国土交通省も来ていたね。」


また、道路にある古い地図で説明を受けた。赤丸で囲った辺りで生き埋めになったようだ。
地図

現在、お寺の入り口の右はマンションが建ち、ここも裏は崖である。
崖


このマンションに住む人に頂いた写真。

本堂と仮本堂
ブルーシートが現在建て替え中の本堂。工事中の柵と仮本堂の屋根も崩壊している。


現場 真下

野毛山不動尊・横浜成田山は平成27年に開創145年を迎えるため、新本堂建立や拡張工事などを行っていた。横浜のパワースポットとして人気のある街なかの霊場だ。
近隣住民は、台風の影響で土砂崩れになったのではなく改修工事の影響だと睨んでいる人が多かった。だが今は、とにかく男性の一刻も早い救助と無事を願うばかりだ。



土岐 土岐


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