まず、その日の内に稲村の家の盗聴発見から行うことにした。
行く先々でも嫌がらせを受けているという稲村の言葉が本当なのだとすれば、盗聴をされている可能性があるからだ。
しかし、3パターンにおいて調べたものの不審な電波は検出されない。
盗撮カメラが仕掛けられている可能性も考え、併せて探索したが見つからなかった。
そのまま稲村の家の前に張り込み、夜通し監視をしてみるものの、稲村の言うとおりに不審な人物が現れることもなく、窓に石が飛んでくることもないまま夜が明けた。
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