●更新日 06/23●

探偵達の心霊事件簿 〜夏季限定〜
◆廃病院

楽しい心霊検証の時間です。今回は静岡にある、とある廃病院にいってまいりました。

余計な先入観を与えない為か、今回は、我々(オオスミ&キム)には事前に訪れる場所の情報を与えられず、ただ病院の住所が書かれた紙の切れっ端だけを渡されただけなのです。

開始の前に近所のファミレスで情報収集をかねて腹ごしらえしたんですが、そこの店員に聞いたところ、やはり、地元民の間でデルという話はあるとのこと。おまけに、デルといっても心霊だけでなく珍走団も出るらしいので緊張感はよりアップ。むぅ、今度から金属バットを持ってくるようにしなくては……。



廃病院入り口
しかし、デル、デナイに係わらず、夜の廃病院というシチェーションが怖いんですけどね……。

もう心臓バクバクです。



キム「あ!今、窓の所光らなかった?!」

オオスミ「えっ!マジで?!」

キム「ほらっ!またっ!」

オオスミ「……。∩( ´Α`)<あのー、それって近くの道路走ってる車のライトが反射してるだけじゃあ……。」

キム「……。行こうか……。」

オオスミ「……。行きましょうか……。

ちょっぴり早とちり心霊現象なんかしつつ、廃病院探索の始まりです。


開け放たれた入り口から、建物内に一歩足を踏み入れると同時にムッと香る薬品臭。昼間、雨だったせいか、床中が濡れています。





そして、その濡れた床には、割れた窓ガラスや、試験管、薬品の瓶などが散らばっており、一歩歩くごとに、パキン、パキンとガラスの砕ける音が響きます。気を抜いてちょっとスッ転ぼうものなら、大惨事確定って状態です。



とりあえず、いつまでもガラスをパキパキ踏んで遊んでいても仕方ないので、手近な部屋から片っ端に巡っていくことにします。

待合室、事務室、食堂、風呂場……。





どこの部屋も、棚という棚は荒らされ、荷物は床に投げ出されています。





その中から、在りし日のこの病院の仲間達の写真が収録されているアルバムを発見。皆さん良い笑顔で写ってます。彼女達は今のこの病院の姿をみたらどう感じるんだろう?などと考えていると、少し寂しい気持ちになってしまいます。

そして、そんな寂しい気持ちを胸に抱きながら、とりあえず





オシッコ

あー、気分爽快☆ ブラックジャックによろしく

しかし、この荷物の多さは何なんでしょうね?トレットペーパーまで残ってますよ。よっぽど慌てて逃げだすような事態でもおこったのでしょうか。この病院の素性とか何も聞いてないので、どんどんイヤな妄想はふくらんでいきます。

とっとと帰りたい欲求をおさえながら、さらに探索していくと、病室らしき部屋を見つけました。

が、



何もねぇ

他の部屋の乱雑さが嘘のように何もない。多少は物が散らばっていますが、ベッドどころかナースコールのボタンさえ取り外されています。うーん、テレビとかは置きっぱなしなのにナースコールは回収していくのか。ますますもって謎なところです。

しかしなんというか、やはりこういう系の廃墟には、みんな探検しにくるようで、そこかしこに落書きが。





ナースステーション「?」に、廃病院の壁にポツンと書かれた

「くるぶしソックス」

の文字。かなりシュールです。

画像には残ってなかったのですが「最近下敷き使ってる?」という落書きもありました。何気にキチガ・・・いやいや、個性的でオモシロ気な落書きが多かったですね、この廃病院。

とまあ、落書きウォッチなどしてる間に、全ての部屋を周り終わったのですが、結局、心霊現象らしきものは何もおきず。

唯一の収穫といえば、この病院で働いていた誰かは



サイン

カルーセル麻紀のファン

だったってことだけです。「なんでこんなもんがあるねん」と小一時間問い詰めたい。



はぁ〜、はやく霊を見たいなぁ……。



大募集

探偵ファイルでは心霊スポットを随時募集しております。あなたの地元で、ここはヤバイ!やめた方がいいってマジで!お前、こんなとこでオシッコするな!!などという場所がございましたら、どしどしメールでお送りくださいね。

宛先はコチラ→spy@tanteifile.com

心霊写真もガッツンガッツン募集しております






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