●更新日 06/20●
刑場跡の生首
千葉県佐倉市江原刑場跡。
昔、旧佐倉藩の刑場であったこの土地をいじると祟りが起きる、霊が出る等の噂が多く、この辺りの調査で一番多く聞かれたのがここの話だ。
臼井駅から刑場跡を目指し佐倉方面へ暫く歩いていく。
途中から寂しい道になり闇の中へと進んでいかねばならない。
刑場跡までの道中が更に陰鬱なものにさせられる。
そのまま進んでいくと暗闇の中、大きな石碑の姿が浮かんできた。
江原刑場の刑死者達の供養塔である。
供養塔は刑場跡入口にあり、まるで刑場跡へ迎えているようだ。
また、ここは刑場であっただけでなく、医者が刑死者の人体解剖を行っていた。
刑場跡は供養塔以外には木が植えられているだけで、見た目は小さな公園。
しかも刑場跡のすぐ隣は住宅地になっている。
一見、街の一部として溶け込んでいるように存在している。
しかし、大量の血が流れ、吸い込まれた場所だからだろうか、ここと周囲に漂う空気は明らかに違う。
地元の人も普段、この前を通り過ぎることはあっても中に入ることは滅多にないという。
▲錆だが、まるで血が流れた跡のようだ。
地元の人がこんな話をしてくれた。
「ここで道路工事があったとき、ある職人さんが毎日、仕事が終わると近くの池で足を洗っていたそうなんです。そうしたらある日足が動かなくなったそうなんですけど、その足を洗った所が、切った首を洗う井戸があった所で、家族の方がお参りに来ていましたよ。」
この首洗い井戸の場所は様々な説があるが、現在、井戸自体はもう存在しておらず湿地になっているという。
▲地元の人の話しでは、この付近にあったというのだが…。
上の写真の場所付近で撮影した写真に奇妙なものがあった。
▲左は横顔、右は顔の正面に見えるような気がするが…
ここで斬首された刑死者の霊か…?
やはり、首洗い井戸はこの辺りにあったのだろうか!?
実はここの取材を終えた後からずっと肩が重い。
単なる疲れによるものだと良いのだが…。
li.kouji
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