●更新日 05/25● 写真
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呪いの藁人形


憎い。

あいつがどうしても憎い。その思いが臨界点を突破した時、呪いを藁人形に込めて、打ち付ける人がいます。

頭に「鉄輪」を乗せ、三本の灯明を灯し、顔には丹を塗り、毎晩丑の刻に、神木に藁人形を五寸釘で打ち付ける!

足に五寸釘を打てば足が悪くなる。
胸に打てば内臓が悪くなる。
手に打てば手ぐせが直る。
頭に打てば呪殺という言い伝えがありますが、科学がここまで進歩した現在、本気にしている人がどれくらいいるのかは怪しいものです。

しかし・・・。

もともと、この呪いは京都にある貴船神社から発祥しました。

文献に初めて「丑の刻参り」が登場するのも、貴船神社を舞台に平家物語に収録されています。

貴船神社は呪詛神としての信仰があり、今もなお信仰は消えていません。


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日本全国、丑の刻参りをしたという場所は多々あるでしょうけども、この神社だけは別格。

正門の裏手側にある樹林の側に回ると、、


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五寸釘が打たれた樹が、いとも簡単に見つけられる・・・。

神主さんに聞いてみた所、1ヶ月に一度は必ず深夜に音が聞こえてくるらしい。


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まるで現代日本でないかのような感覚に囚われる樹林地帯。

耳をすませば、カツーン!カツーン!という音が聞こえてはきませんか??



西垣 葵 西垣葵


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