●更新日 09/21●
未来人ジョン・タイターの予言(後編)
非常に興味がわく未来人・ジョン・タイターだが、
彼はこの現代において何をやって、どのように生活していたのであろうか。
ジョンの出現は、実は1998年4月27日であると言われている。
彼の母親と称する人物の証言によると、彼は突然、両親の元に電話を入れて、訪ねてきたらしい。
勿論、両親は驚いた。何故なら、現在2歳の息子が未来から36歳の男性となって訪ねてきたのだから、無理も無い。(日本人の感覚からすると、ほとんどドラえもんの世界だが)
その後、ジョンは2001年3月まで滞在し、未来へと帰っていった。ジョンの任務は1975年にてIBM5100を入手し、未来に持ち帰るというもので、2036年に帰還する途中で1998年に立ち寄ったのである。
なお、ジョンが掲示板で予言した未来でこれから起こることを列挙してみよう。
「2008年北京オリンピックの中止(ご存知のとおり、暴動はおこったものの、この予言は最終的にはずれた)」、「2015年中国による、日本、台湾、朝鮮の強制合併」、「2015年第三次世界大戦勃発」、「ロシアの暴走と中国軍の世界侵攻」「中東での大量破壊兵器の使用」「中国に核兵器で攻撃されるオーストラリア」「2020年タイムトラベル反対派の抹殺」などが、ジョンが掲示板で述べた主な予言(未来予想?)である。
これらが当たるとは到底信じがたいが、昨年開催された北京オリンピックは、危うく中止になりかかった。
中国当局によるキリスト教の虐殺やチベット住民への圧政、犯罪者の内臓を利用した内蔵移植ビジネスに対して国際的批判が高まり、運動場・各種設備工事の大幅な遅れは国際的な不安を巻き起こした。結果的にはずれたと言っても、ジョンの予言もまんざら的外れではないような気がする。
だが明かに勘違いしている予言もある。例えばジョン・タイターは中国の軍事力を買い被ってはないだろうか。
欧米諸国や日本に比べ数段遅れた装備の中国軍に世界を相手に戦える余裕があるとは思わないし、2015年の台湾、朝鮮、日本の合併などは、噴飯ものである。
中国人、朝鮮人、日本人の区別がつかない非常識なアメリカ人丸出しである。
悲しい事に、欧米では、日本人と中国人を文化的にも、言語的にも同じ民族だと思っている人が多いのが現状なのだ。このようにアジア事情に疎いジョンの予言が、当たるとは思えない。
しかし、これもまた2009年に入り、とんでもないブツが発見された。
密かに中国政府が将来の自国の勢力図を地図にしたものがネット上に流失したのだが、この地図によると日本の国土が中国に組み入れられているのだ。西日本は中国の新規の省として、東日本は中国内少数民族「日本人」の自治領として記載されていたのだ。これも不気味である。ジョンの予言に当たる可能性があるというのか。
なおジョン・タイターは、未来の社会構造に関しても興味深いコメントを残している。
彼の証言によると、2036年のアメリカは5つに分割統治され、各地域ごとに警察や軍隊を設置し、大統領を選出しているという。
また、人々の暮らしもファミリーや信仰を大切にするスタイルに変化し、交通も自転車を多用し、パソコンよりもタイプライターが使用され、音楽もアコースティックなものに変化している。
つまり、「人間性あふれた生活へ回帰せよ」という提案なのだろうか。
しかし、筆者は納得がいかない。未来でこの文を見た人がいたら、ジョン・タイターに伝言して欲しい。至急、編集部とオカルト作家の山口敏太郎まで連絡を寄こすように。
カムバック!タイムトラベラー、帰ってこいジョン・タイター。
山口敏太郎
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