●更新日 02/13●


怪奇探偵・山口敏太郎が行く!!「不思議インタビュー第一回・催眠療法とはいったい?」


■ 映画・フォースカインドにて宇宙人に拉致され洗脳された人たちに催眠療法を行うシーンがありましたが。
近:あれは多くの催眠家が出会ったことのない、特殊なケースですね。僕は催眠療法中にクライアントが叫び声を上げるといった経験はないです。

■ 近藤さんが催眠療法を初めた切欠というのは何なんでしょうか。
近:実は私は、山口さんとご縁があった頃から精神的にバランスを崩していまして、10代位から学校に行きたくなくなってしまったんです。自分の生い立ちを振り返ってみると、厳格な家庭環境だったんです。その中ですごく生きづらさを感じていて、欝みたいになってしまったんです。小学生ぐらいの時から死にたいと言う願望が強くなってしまって、学校や会社に行きたくない、こういったことが続くんですよ。でも死ぬ勇気もなく、どうしたらいいのかと思っているときに、電車の吊り広告などに催眠やカウンセリングと書いてるモノを見つけたんですよ。

■ 既にアメリカでは国家資格になっているんですね
近:国家資格なんです。保険が適応出来るんですよ。日本では医者にばかり皆さん行きますが、欧米ではそんなものはありえない。薬は対処療法ですから。抗うつ剤とか抗不安薬は脳に効くモノですから。半分中毒なんです。その状態を安定しているというんですよ。これはおかしくないかと僕は思っているんです。子供の頃言葉で傷つけられたんですから、言葉によってケア出来るんじゃないかとか。

■ 今まで催眠療法を受けた患者さんが数多くいらっしゃったと思うんですが、皆さん診療所を出られる時には清々しい表情で出て行かれるんですか。
近:厳しいところですね。セラピーを回数こなさないと治らない患者さんもいらっしゃいます。大きい小さいはないと思うんですが、ちょっとした一言が傷になる場合もありますよね。ですから、なるべく短期間でというのが催眠療法ではあるんですね。例えばカウンセリングでしたら、摂食障害などがあって7、8年かかるのは当たり前と言われているんですよ。それを催眠やNLPだと5、6回のセッションでなんとか変化をつけさせるということですが、その場で帰りに元気一杯というのは逆に恐ろしいことですね。人間は階段を登るがごとく一歩づつ変化していくので、リアルなところはそんな感じですね。初めて催眠療法を受けた方は、「先生何をしてくださったんですか」と実感してないことが多いです。寝ていたと思っている。それはトランスなんですが、そのように仰る方もいらっしゃいますし。重要なのは継続していただくこと、信頼などを続けて頂いたり。或いは期待を持ってこられますから、その期待はあまりに過剰なものですと難しいんですよ。

■ これからどのように催眠療法という分野を広めていきたいと考えてらっしゃいますか。
近:一つのことを貫いて、一種の使命感等に則って自らの行動や行いを通して広めていきたいと思っております。




山口敏太郎



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