●更新日 03/03●


東京UMA伝説 野良ウサギが新宿中央公園にいた![動画アリ]


深夜4時、ちょっと飲み過ぎ、終電を逃してトボトボと歩くと、都庁ビルがまだまだ寒い夜空にそびえる新宿中央公園です。

薄暗がりの公園内、植込みにはホームレスたちのブルーテント。芝生は緑、ん? 何やら白い物体が芝生に蠢いています…。

ちょっと失敬。芝生に入り、その白い物体のそばによると…。


U R L 
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鼻をヒクつかせた長い耳、赤い目…。ってウサギでしょ!? コレ? しかもデカっ!! 丸々と太ったそのウサギは体長50cm、重さで5kgは超えています、手持ちのカメラのムービモードで撮ったのが上記。

さすがに近寄ると警戒されてピョンピョンと逃げて行きました。これまた逃げ足早ッ!

翌朝、昨日のあんまりに唐突なウサギとの出会いが気になって、中央公園に再びやってきて園内を調べてみました。

確かに巣穴のような穴はところどころ見られるものの、肝心のウサギは見当たりません。公園事務所の職員さんに聞いたところ最近の園内植込みには「バイオスタック」と呼ばれる。落ち葉や小枝をまとめて山積みにした土や芝生を活性化させるエコ手法が採られ、微生物や昆虫、それに小動物も棲みやすい環境になっているとの話。そうはいってもウサギについては「さぁ?」と首を振るばかり。

ラチが明かないので、24時間公園を見続ける人々、つまりホームレスさんに思い切って話を訊いてみました。

新宿中央公園の幻のウサギを探して訊き込みました
新宿中央公園の幻のウサギを探して訊き込みました…

「あ゛ー。誰かが飼っているんじゃないの? 猫飼っている人間とかいるしねー。でもウサギなんて昼間放していると他の連中に捕まって食べられちゃうよ!」

ええ゛? 食用に飼われたペットなの? なんでも、かつて井の頭公園にはペットと食用にとアヒルを数羽飼っている“アヒルオヤジ”がいたそう。でも今回肝心の“ウサギオヤジ”は見つかりませんでした…。

「あれ、野生のウサギだよ。デカかったろ? 野良猫もカラスも追い返してたよ。野生のは強いんだ。俺も噛まれたよ」

お話を訊いたホームレス。傍らになにやら怪しげな食材も…
お話を訊いたホームレス。傍らになにやら怪しげな食材も…

唯一得られた情報はコレだけ。つうかあんた捕まえてどうするつもりだったの?

ともかく、都心の真ん中で、野生のウサギがたくましく生き抜いているのは確かなようです…。



木之下秀彦



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