ドラゴンボールの悟飯とトランクスのフュージョンみたく
スーパーゴテンクスになれなかった日産とホンダ。
別れた理由は読者の皆さんもだいたい察すると思いますが「メンツ」と「パワーバランス」です。若い頃から誰よりも共に車を愛した人たちです。自動車業界のガリバー・トヨタに負けないで共に手を繋いで戦って行こうで良いじゃないか?と思うかも知れないですがでもやっぱメンツが邪魔をするんです。
ホンダ「俺の子分になれよ」
日産「おい、ちょ待てよ!何で子分なんだよ?こちとら長年日産の看板を上げてやって来たんだ。せめて兄弟分になってくれよ」
ホンダ「落ち目のお前らと何で兄弟分なんだよ、対等な訳ないだろうが」
ま、こういう心内の会話だったかも知れません草。そしてパワーバランス。
子分にしたい傘下に収めたい場合は圧倒的優位でないと取り込めないんです。
ホンダの方が売り上げは多いですが圧倒的ではありません。だからどうしても日産はプライドが邪魔して「ハイわかりました」が言えないんです。わかりやすい例が日本とアメリカの関係です。第二次世界大戦後、日本はアメリカに原爆2個も落とされて東京も大空襲されてフルボッコにされました。
で!日本の取るべき道は?その後、ソ連か中国とでも手を組んでも良かったのですが「国益」という観点から見るとやっぱアメリカの傘下に入るのが1番の得策だったんです。戦後復興はアメリカの莫大な援助がないとできないですし、アメリカ側も対共産圏のソ連・極東地域に睨みを利かせる事ができる日本に軍事拠点を置きたいという至上命題がありました。地政学的に日本はドンピシャの位置だったんです。両方の利害が一致しました。援助と軍事拠点。パワーバランスの前では日本は言う事を聞かざるを得なかった訳です。
傘下に入る、軍門に下るとはこういう事です。
また若い子は知らないみたいですが昔シーマ現象なるモノがあったんです。バブル期土地が高くなって家が買えないからせめて車にお金かけようとなって日産のシーマが飛ぶように売れたんです、生産が追い付かないほどでした。
他にもフェアレディZやスカイライン。昔はイイ車作ってたんですが・・
どうしてこうなった!
スカイラインのGTRは走り屋たちの憧れの車だったんです。
今後の舵取りが注目です。紅麹問題の小林製薬や中居君騒動のフジテレビ、そして日産自動車に私が好きな中国の諺を贈ります。
疾風に勁草を知る
逆境に立たされたり困難に直面した時に初めてその人間の本当の強さや価値が分かるという意味です。
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