暴行動画が拡散されると、加害者の特定がいつも大きく問題視されます。
そのたびに疑問に思います、誰を守ろうとしているの?と。被害者のデジタルタトゥーを気にするならまだ理解できます。しかし現実には、反省も十分でない加害者の将来や更生、さらには「その後の人生」までを気遣う声が先に立っている印象です。本当に守るべき存在を、私たちは取り違えていないでしょうか。
時間が経ち、「反省しています」と口で言えば、やったことはなかったことになるのでしょうか?被害者の心に刻まれた傷は、一生消えないのに。
一生残る覚悟でやれ。それが嫌なら最初からやるな。そこまで言う覚悟がなければ、いじめや暴力などなくならないと思います。
他にこれまで、いじめや虐待を防ぐ有効な方法があったでしょうか。決定打と呼べる対策や学校の施策は正直なところ見当たりません。
そもそも私は、少年法についても疑問を持っています。やってはいけないことに、大人も子どももありません。誰かを守るための行為や、世論を納得させるような復讐、命の危険から自分を守る正当防衛などには情状酌量が存在します。しかしそれ以外で、決して傷つけられてはならない人に被害を与えた者に、相応の罰がないのは不自然だと思います。
いじめ問題に関して言えば、日本は残念ながら後進国だと感じています。海外の多くの国では、いじめっ子側に精神的な問題があると考え、カウンセリング、転校措置、場合によっては逮捕や留置、賠償といった明確なルールがあります。それに対して日本では、被害者が転校したり、引っ越したり、カウンセリングを受けたりするケースが多く、議論の出発点そのものが大きく遅れているように思えます。

コミックス「ミステリと言う勿れ」より
主人公「でも日本は逆です。いじめられてる子に逃げ場を作ってなんとかしようとする。でも逃げると学校にも行けなくなって、損ばかりすることになる。DVもそうだけど、どうして被害者の方に逃げさせるんだろう。病んでたり、迷惑だったり、恥ずかしくて問題があるのは加害者の方なのに」
「(被害にあったとき)先生や親に『アイツにいじめられたよ』『アイツ病んでるかもしれないから、カウンセリング受けさせてやってよ』って、皆が簡単に言えるようになればいいと思う」
それでも最近になって、日本でもSNSで誹謗中傷や、LINEグループなどでのいじめを行った中高生が、14歳以上であれば逮捕されるケースが増えてきました。報道されることは少ないものの、確実に事例は存在します。この事実をもっと早く、もっと広く伝えるべきです。人の存在を軽んじている者たちの目を覚まさせる必要があります。そもそも、いじめをする人間は気が小さい場合が多く、現実的なリスクを知れば、意外と簡単にやめる人達も多いのではないかと思います。
監視カメラが街に溢れ、ネット上には無数の目がある今、すべてを掻い潜るのは簡単ではありません。もう何をしてもバレない時代ではないのだという現実を、倫理観のない人達はもっと真剣に受け止めるべきだと思います。

なおさん
ガルエージェンシー本社経営者
ご依頼者様の悩みに寄り添い、一緒に怒り一緒に喜び一緒に解決に導きます。その先のハッピーエンドへ!
